| 課題名 | 加工・業務用需要に対応した国産野菜の生産・供給体制の構築に関する研究 |
|---|---|
| 課題番号 | 2006008440 |
| 研究機関名 |
農林水産政策研究所 |
| 研究分担 |
農林水産政策研究所 地域振興政策 地域経済研 農林水産政策研究所 地域振興政策 |
| 研究期間 | 完了2005-2006 |
| 年度 | 2006 |
| 摘要 | 野菜の輸入は加工・業務用を中心に増加していることから,平成17年度から開始された野菜の新構造改革においては,自給率の向上を図るため,加工・業務用需要における国産野菜のシェア奪回を重要課題として位置付けている。本研究の目的は,この取組の推進強化に向けて,加工・業務用需要の動向と特徴を把握するとともに,加工・業務用需要対応に必要な諸条件等を明らかにし,需要構造の変化に対応した国産野菜の生産・供給体制の構築に向けた施策の充実・検討に資することにある。加工・業務用需要の動向と特徴を把握するため,主要野菜(ばれいしょを除く指定野菜13品目)の用途別需要(平成2年度,12年度,17年度)の推計を行い,以下の点を明らかにした。加工・業務用需要割合は,平成2年度の51%から12年度の54%,17年度の55%へ上昇しており,野菜の加工原料化,業務用食材化傾向が強まっている。これを品目別にみると,17年度の加工・業務用需要割合は,にんじん,トマト,ねぎでは6割を超え,たまねぎ,だいこん,さといも,レタスにおいても6割近くを占めて高い。加工・業務用需要と輸入品との結びつきをみると,加工・業務用需要の平成17年度の輸入割合は,13品目全体で32%に達している。この割合は,2年度が12%,12年度が26%であったから,輸入割合は着実に高まっていることがわかる。一方,家計消費需要における輸入割合は,2年度が0.5%であり,12年度,17年度も2%にとどまっている。輸入量は2年度から17年度にかけて約130万トン増加しているが,この輸入増加は,加工・業務用需要における輸入品利用の増加と結びつきながら進行していることは明らかである。これらの点に加えて,加工・業務用実需者に対するヒアリング調査を実施し,家計消費需要と加工・業務用需要における基本的特性の相違を検討するとともに,用途別に求められる品質内容・規格等を主要品目毎に整理した。また,加工・業務用需要に積極的に対応している国内産地の実態調査を行い,そこでは,明確なコスト意識,契約取引等による安定経営指向,用途別特性に適合した品種・規格での多収生産技術等を有していること等を把握した。 |
| カテゴリ | 加工 経営管理 コスト さといも だいこん たまねぎ トマト にんじん ねぎ ばれいしょ 品種 レタス |