d.誘導抵抗性等を活用した生物的病害抑制技術の開発

課題名 d.誘導抵抗性等を活用した生物的病害抑制技術の開発
課題番号 200709517
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構,中央研,生物的病害制御研究チーム
農業・食品産業技術総合研究機構,近農研,生物的病害制御研究チーム
協力分担関係 京都府立大学
(財) 農民教育協会・鯉渕学園
丸善製薬株式会社総合研究所
片倉チッカリン(株)
出光興産(株)
農業生物資源研究所
農業環境技術研究所
長野県野菜花き試験場
研究期間 2006-2010
年度 2007
摘要 糸状菌病では、1)薬草類のうち、甘草根の抽出液においてキュウリ炭疽病、べと病に対する高い抑制効果を認めた。 ウイルス病では、1)トウガラシマイルドモットルウイルス(PMMoV)弱毒株を接種したピーマンでは、収量は無処理と差がなく、果実のビタミンC含量が1.3~1.5倍に増加した。2)PMMoVの不活化菌のウイルス不活化活性には、5 kDa以上の酵素様のたんぱく質が関与することが示唆された。3)ピーマンに対するセルラーゼ剤処理は、散布2日後にPMMoVを接種した場合でも、無処理に比較して感染株を半減させた。4)ゆりのキュウリモザイクウイルス弱毒株の素材が選抜された。 細菌病では、1)青枯病に対する酵母抽出液の高い発病抑制効果を明らかにした。2)キャベツ黒腐病菌を溶菌するファージの長期の冷蔵保存性やスキムミルクのキャベツ葉面での保護効果を明らかにした。 土壌伝染性病害では、1)ダイズ茎疫病および黒根腐病の同時防除に有効なトリコデルマ菌が選抜され、抵抗性誘導剤(亜リン酸)との体系防除が実証できた。2)フスマ等の有機物やからしな等の緑肥を混和した土壌におけるジメチルスルフィド等の物質の生成には、クロストリジウム菌などの絶対嫌気性菌の関与が示唆された。3)非病原性細菌株のキャベツ苗箱処理と移植後における低分子量キチン資材(LMC)懸濁液のかん注処理、活着後のLMC懸濁液の茎葉散布の組合せは、キャベツやブロッコリー根こぶ病に対して化学農薬に匹敵する防除効果を示した。
カテゴリ 病害虫 青枯れ病 からしな キャベツ きゅうり 黒根腐病 大豆 炭疽病 抵抗性 とうがらし 農薬 ピーマン ブロッコリー 防除 ゆり

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