課題名 | g.野菜・茶の食味食感評価法の高度化と高品質流通技術の開発 |
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課題番号 | 200709567 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構,野茶研,野菜・茶の食味食感・安全性研究チーム |
協力分担関係 |
広島大学 新潟医療福祉大学 名古屋大学 長野県野菜花き試 高知県農技セ 野菜と文化のフォーラム 三菱電機冷熱プラント 茨木精機 インテリジェントセンサーテクノロジー |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2007 |
摘要 | 1)レタスのシャキシャキした食感は音響法における高周波数側でのシグナルやシャアセルを用いた剪断試験によって評価できることを明らかにした。市販緑茶84点についてイメージング分光器による水色の測定と解析を行った結果、茶種に関わらず、水色はL*a*b*表色系で一定の範囲に分布し、水色の濃さ(濁り)についてはL*値での評価が可能であった。うま味物質の合成レセプターについては実用レベルでの利用には問題を残したが、茶浸出液への前処理を行うことで、従来型味覚センサーによるうま味評価を可能とした。また、合成レセプターの分子構造により、緑茶に特徴的な中性苦味物質と渋味物質の情報量の比率をコントロールできることを見出した。さらに、ほうれんそうの葉に付着する白色の微細な顆粒は、半透性の?状体に有機酸などを含む水溶液が詰まったものであることをを明らかにした。2)ネットメロン果実の高品質貯蔵を目的に、フィルム包装と氷冷の組合せにより日持ち性を2倍以上延長する技術を開発した。高品質メロンの台湾への輸出試験を行い、現地での品質、追熟変化等を明らかにした。収穫時期の異なるキャベツを用いて、収穫直後と1ヶ月貯蔵後の呼吸量、ビタミンC含量、調整必要枚数、カット加工した際の褐変等を明らかにした。トマト想定遺伝子のほぼ全体を網羅した41,313クローンが搭載されたトマト41kマイクロアレイを開発した。41kアレイを用いて網羅的解析を行い、果皮色変異系統ではフラボノイド合成系および転写因子MYB様遺伝子の発現が抑制されていることを明らかにした。 |
カテゴリ | 加工 キャベツ 茶 トマト 評価法 ほうれんそう メロン 輸出 良食味 レタス |