課題名 | b.野菜・茶の免疫調節作用、生活習慣病予防作用を持つ機能性成分の評価法と利用技術の開発 |
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課題番号 | 200709571 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構,野茶研,野菜・茶機能性研究チーム 農業・食品産業技術総合研究機構,北農研,野菜・茶機能性研究チーム 農業・食品産業技術総合研究機構,近農研,野菜・茶機能性研究チーム |
協力分担関係 |
アサヒ飲料 アサヒビール カゴメ ツムラライフサイエンス 中北薬品 日清ファルマ 日清ペットフード 日本製紙 日本製紙クレア 国立三重病院 |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2007 |
摘要 | 1)抗メチルカテキンモノクローナル抗体産生細胞株を5株取得した。「べにふうき」からメチル化カテキン生合成酵素cDNAを単離し、大腸菌で発現させて分子量を27.6kDaと推定した。「べにふうき」茶エキス配合クリームを26人の小児アトピー患者に処方し8週間で有意な症状改善を認めた。「べにふうき」の抽出効率を検討し5分以上煮沸抽出するのが良いとした。2)茶抽出液中粗多糖の免疫賦活活性は茶抽出液中の総カテキン含量に依存していたが、カテキンだけでは活性は認められなかった。3)10種のヒト核内受容体リガンド活性評価系を構築した。4)高アントシアニン茶系統から栽培特性の優れた2系統を選抜した。5)茶のカフェイン合成酵素遺伝子は3つのイントロンを持つ構造であった。6)ケルセチン単体ではラットで157mg/kg体重以上、たまねぎ摂取では約5.7kg/50kg体重以上で毒性が発現した。7)グルコシノレート・イソチオシアネートの吸収性モデル動物実験系を用い、AITC(アリルイソチオシアネート)を投与したラットの尿中AITC-N-アセチルシステイン抱合体量は摂取したAITC量の54~60%であることを明らかにした。8)ナスアントシアニンであるナスニン生合成系のCHS以降の後期酵素は果皮のみで発現していた。9)てん菜葉抽出物に脂肪細胞分化および脂肪分解をともに活性化する作用を見出した。10)小豆スプラウトのポリフェノール関連物質について1つのシアニジン配糖体を新しく同定した。小麦胚芽から効率的にGABAを合成し、スプラウトに施用することで、高機能性スプラウトを生産できた。 |
カテゴリ | 機能性 機能性成分 くり たまねぎ 茶 なす 評価法 |