課題名 |
d.プロバイオティック乳酸菌等を活用した機能性畜産物の開発 |
課題番号 |
200709573 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構
|
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構,畜草研,畜産物機能研究チーム
|
研究期間 |
2006-2010 |
年度 |
2007 |
摘要 |
1)老化抑制機能を持つ乳酸菌の作用機構解明のため、老化に関わる抗酸化、抗炎症、免疫調節などの機能性について解析し、破骨細胞の分化や炎症性腸疾患の発症などに関与するロイコトリエンB4 の産生阻害活性の高い乳酸菌を新たに見出した。また、乳酸菌投与マウスの全マイクロアレイデータの比較解析から、小腸下部において菌株特異的に発現する遺伝子が存在することを明らかにし、本解析系が効率的な評価系に応用できる可能性を示した。さらに、抗アレルギー食品素材開発のため、乳酸菌とたんぱく質分解物・ペプチドとの組合せ投与を行い、抗原特異的な免疫応答抑制効果が減弱する場合があることを示した。2)牛乳・初乳中に多くに含まれるラクトフェリンの組織再生への利用技術を開発するため、コラーゲンゲル薄膜に架橋したラクトフェリンの徐放効果を評価し、実際に持続的に放出されたウシラクトフェリンが、骨芽細胞の分化を促進し、骨様組織の形成を促進することを明らかにした。また、チーズホエードリンクヨーグルトにおける高血圧の改善効果について所内ボランティア試験による検証を試みた。
|
カテゴリ |
機能性
|