a.新興・再興人獣共通感染症病原体の検出及び感染防除技術の開発

課題名 a.新興・再興人獣共通感染症病原体の検出及び感染防除技術の開発
課題番号 200709584
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構,動衛研,人獣感染症研究チーム
協力分担関係 千葉県
滋賀県
島根県
玉川大学
新潟大学
東京大学
鳥取大学
千葉県中央家保
滋賀県家保
島根県家保
研究期間 2006-2010
年度 2007
摘要 1)鳥インフルエンザウイルスの迅速診断を目的にPCRによるHA、NA亜型判定法を改良し、多数の野外ウイルス株を用いて、有効性を実証した。平成19年に国内で発生した高病原性鳥インフルエンザでは、迅速にウイルス性状と遺伝子を解析し、流行ウイルスは青海湖系統で、鶏やマウスに高病原性であり、哺乳類への感染性を示唆する遺伝子の特徴を有するウイルスであることなどを明らかにした。これらの成果は、感染経路推定および防疫措置等に活用された。人工ウイルス作製技術で作製したキメラウイルスによるワクチン試験では、HAの抗原性の違いに関わらずワクチン効果を認めた。2)蚊のウエストナイルウイルス(WNV)媒介能推定に有用な蚊の吸血源動物種を特定する遺伝子検査法を確立した。また、蚊の定点調査により、畜産現場に生息する蚊の大部分はWNV媒介能が高い種であること、飼育蚊への実験感染により、日本産蚊の5種がWNVに感受性であること、さらに、日本脳炎不活化ワクチンで免疫した馬はWNV感染を部分的に防御することを明らかにした。3)野生動物におけるE型肝炎ウイルスの感染の有無を抗体検査で調べたところ、イノシシ以外の6種の野生動物では感染は認められなかった。E型肝炎ウイルス組換えたんぱく質の豚への経鼻投与により、抗体応答と感染防御を確認した。ニパウイルスの競合ELISA法による抗体測定法の開発に有用なモノクローナル抗体を得た。4)マダニから単離した生物活性分子をコードする3つの遺伝子の生体内機能を明らかにするとともに、マダニ体内で産生される新規抗菌ペプチド(ロンギシン)遺伝子を新たに単離した。本ペプチドはマダニが媒介する人獣共通病原体のバベシア原虫を殺滅させる機能を持つことを明らかにし、動物のバベシア症の治療薬開発に応用可能な基礎知見を得た。5)オゾンガスやオゾン水を畜舎消毒、食鳥処理場や加工場の消毒に使用する条件を検討し、消毒に有効な濃度を決定した。
カテゴリ 病害虫 馬 加工 鶏 豚 防除

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