課題名 | カ 農作業の安全性の向上、軽労化等に寄与する農業機械・装置等及び計測評価手法の開発 |
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課題番号 | 200709623 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,基礎技術研究部 農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,生産システム研究部 農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,評価試験部 農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,特別研究チーム(安全) |
協力分担関係 |
ヤンマー農機(株) (株)丸山製作所 岩手大学 長野県農業総合試験場 (社)日本農業機械化協会 |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2007 |
摘要 | 1)開発した低振動・低騒音型刈払機は、騒音、振動ともに国産機で最も低いレベルであることを確認し、実用化の見通しを得た(20年度に市販予定)。農業機械の安全操作支援システムでは、乗用型トラクタの路肩からの転落につながる危険状況を検出する手法として、レーザ距離計に比べて距離画像センサが優れることを明らかにした。2)開発した中山間地域対応型防除機は、市販対象機と比べ、散布むらが少なく、散布方向を左右に切り換え可能であって労働負担が小さく、水田の形状に合わせた散布幅調整も容易なものであり、電動式で騒音も小さく、実用化の見通しを得た。中山間地向け田植機等の開発では、超軽量歩行型田植機2号機の設計を行うとともに、運搬車への苗積載補助装置を試作し、試験に供して改良点を明らかにした。3)乗用型農業機械の転倒時運転者防護対策では、安全フレームが変形して吸収するエネルギを把握するとともに、非連続転倒の条件を満たすフレームを装備したときの全高が実用的な範囲に収まり得ることを確認し、乗用管理機にTOPS(Tip-Over Protective Structure)規格を適用できることを明らかにした。計測システムの高度化では、ISO/IEC17025に定められた試験機関の技術的要件に基づく検討により、トラクタ質量や油圧性能等の計測精度および信頼性向上の見通しを得た。検査・鑑定の有効性の検証では、全国26道府県を対象にした農業者アンケートを実施し、乗用型トラクタの転落・転倒事故における安全キャブ・フレーム(ROPS)の死亡事故抑止効果を定量的に実証した。 |
カテゴリ | 病害虫 軽労化 水田 中山間地域 防除 |