課題名 | 大規模収穫・調整に適した品質向上のための小麦適期収穫システム 3)GISを活用した土壌条件による小麦の蛋白含有率のバラツキの予測 |
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研究機関名 |
北海道立中央農業試験場 |
研究分担 |
生産・栽培システム 環境・環境保全 作開・畑作 |
研究期間 | 継H14~16 |
年度 | 2003 |
摘要 | 目的:土壌や栽培条件に起因する収量・短波の変動が大きい道央地域転換畑の秋まき小麦について、GIS情報や衛星リモートセンシングを用いて地域内の生育変動・蛋白含有率のバラツキを把握するとともに、より高精度な蛋白含有率推測手法を開発する。成果:(1)雑草・病害・倒伏の著しい圃場を除いた16圃場の子実蛋白は、2002年と同様に総N吸収量および開花期以降のN吸収量と正の相関があった。(2)総N吸収量は、総N施肥量(聞き取り調査)や開花期までのN吸収量とは明瞭な関係はなく、開花期以降のN吸収量と正の相関があった。開花期以降のN吸収量は、2002年と同様に開花期乾物重や開花期までのN吸収量と負の相関があったが、開花期以降のN施肥量(聞き取り調査)とは関連がなかった。(3)幼穂形成期および止葉期に観測された衛星テータは、観測時期の乾物重や収穫調査時の総重・穂数・子実収量と有意な相関があったが、子実蛋白との関連はみられなかった。 (4)登熟期間の止葉SPAD葉色値や赤波長近接分光反射率と子実蛋白には2002年と同様に関連があった。(5)試験圃場では、子実収量は土壌間差が認められ、また各土壌とも止葉期追肥処理によって子実蛋白は高まった。 |
研究対象 | 小麦 |
戦略 | 土地利用型農業 |
専門 | 栽培生理 |
部門 | 麦 |
カテゴリ | 病害虫 小麦 栽培条件 雑草 施肥 リモートセンシング |