課題名 |
スターチス類の品種育成 |
研究機関名 |
岩手県農業研究センター
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研究分担 |
花き
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研究期間 |
完H11~15 |
年度 |
2003 |
摘要 |
目的:本県のスターチス・シヌアータの生産は、平成元年には販売額で124百万円となったが、その後、暖地の促成作型と本県主力の早出しが重なり単価が低下する中で、作付け面積、生産額とも漸減した。また、暖地では収益性が高く、形質の揃った培養苗を導入しており、実生品種中心の本県との市場較差が広がったことも生産が減少した1つの原因となっている。以上を背景として、本県は実生系品種「ソピア」の中からがく色が鮮明で花穂が大きい等の優良形質を有する株の選抜を行い、生物工学研究センターと連携して培養苗の大量増殖技術を開発した。そのうち青系3品種、赤系2品種を栄養系品種「アイスター」として平成11年度に品種登録申請し、種苗供給を開始した。今後はシヌアータ系の黄色、淡ピンク、濃紫等のがく色を有し、採花本数が多い株の選抜を進める。また、低コスト育苗が可能な挿し芽育苗についてもその増殖性を検討する。到達目標:(1)がく色が鮮明で、花穂の大きさ、並びが良く、上位規格品率の高い品種が育成される(形態的特性)(2)低温要求量が少なく、多収性、増殖性の高い品種が育成される(生態的特性)(3)年次別予定成果成果:(1)生物工学研究センターと連携して、培養苗の大量増殖技術を開発した。 (2)南部園芸研究室と共同で「ソピア」選抜有望系統を15系統程度選定し、クローン苗による特性検定を行った結果、5系統を選抜、「アイスター」として品種登録申請した。(平成8~11年)(3)平成10年度選抜個体の特性検定を実施し、有望5系統を選抜した。(平成11年)(4)平成10年度選抜個体の中から有望1系統を、平成11年度選抜個体の中から有望3系統をそれぞれ選抜した。(平成12年) (5)1次選抜で3系統、3次選抜以降で4系統を選抜した。(平成13年)
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研究対象 |
スターチス
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戦略 |
作物育種
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専門 |
育種
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部門 |
花き
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カテゴリ |
育種
育苗
クローン苗
スターチス
多収性
低コスト
品種
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