課題名 |
JM台木利用・栽植様式による低樹高栽培技術の確立 |
研究機関名 |
岩手県農業研究センター
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研究分担 |
果樹
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研究期間 |
完H11~15 |
年度 |
2003 |
摘要 |
目的:本県のりんご栽培はわい化普及率が高いが、植栽からすでに20年以上経過し、老齢化している園地も多く、改植が必要となってきている。(独)果樹研究所リンゴ研究部にて育成されたJM系台木は、わい化効果に優れることから、JM系台木の現地への早期導入を図るため、結実部位2m程度の低樹高栽培が可能なわい化度に保つための台木長及び台木の利用法、高品質生産が可能な植栽様式を検討する。到達目標:・JM系台木の地上部台木長の違いによるわい化程度、収量、品質への影響の解明 ・JM5台木の中間台としての利用性の解明 ・JM系台木利用時の適正な植栽様式の解明成果:・M.26台の‘ふじ’を利用した地上部台木長の比較では、台木長が長いほど樹容積、幹周の増加が抑制された。(昭和50~;岩手園試)・定植3年目のJM1、JM7台の地上部台木長の比較では、地上部長が長いほど生育が抑制された。(平成3~;長野果試)・マルバを台木とした極わい性台木M.27の中間台法では、中間台長が長いほどわい化程度が強まり、早期多収の傾向が見られた。(平成3~;青森りんご試) ・JM5台を自根苗で使用すると、生育がやや緩慢となり、初期収量も低い傾向が見られた。(平成6~;宮城園試) ・JM8台利用時の植栽距離では、密植により早期多収性は確認されたが、樹冠の拡大に伴い間伐の必要性が示唆された。‘さんさ’、‘王林’については、5×1.5mで植栽して樹冠拡大後1/2間伐とする計画密植栽培が有効であったが、‘ふじ’、‘ジョナゴールド’、‘きおう’では有利性は低かった。(平成6~11年;岩手農研セ)
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研究対象 |
リンゴ
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戦略 |
園芸
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専門 |
栽培生理
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部門 |
果樹
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カテゴリ |
改植
栽培技術
台木
多収性
低樹高
りんご
わい化
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