かん水方法の検討

課題名 かん水方法の検討
研究機関名 岩手県農業研究センター
研究分担 産地育成
研究期間 完H13~15
年度 2003
摘要 目的:現在、ほうれんそうのかん水方法は、播種前後と生育中乾燥した場合、本葉3~4枚以降で収穫10日前の間で実施することが基準とされている。しかし、現地において高温乾燥時のかん水は、播種時のかん水量の基準が不明確であることと、生育中は、かん水時期の把握が不十分でありその効果が十分得られていない。そこで、ほうれんそうのかん水方法について、土壌pF値の推移に基づく効果的なかん水管理方法を明らかにし、併せて、かん水による生育の揃い、収量性、収穫後品質、病害発生について検討する。到達目標:(1)ほうれんそう生育に効果的なかん水方法を明らかとする。 (2)年次別予定成果成果:(1)ほうれんそう生育途中のかん水の目安は、pF値が2.2~2.5に達したらかん水を実施し、かん水量は、かん水早見表を参考にしかん水量を算定する。(昭和54年参考事項、「畑地かんがいにおけるかん水量早見表の利用」、園試野菜花き部)(2)出芽期以降のかん水は、立枯病やべと病の発生を助長するので、基本的には実施しないが、極度の乾燥の場合は、本葉3~4枚頃にかん水する。ただし収穫10日前からはかん水しない。(平成9年1月畑地かんがい営農の手引き岩手県農政部)(3)生育中10mmのかん水を行うことで、生育促進効果が確認されたが、生育の斉一性に対する効果は明らかとならなかった(平成12年度県北農業研究所)(4)生育中におけるほうれんそうのかん水は、20cm深の土壌pF値の変化に対応した方法が生育促進に有効であることが確認された。また、生育後半に土壌pF値が低い多湿条件下では生育に影響を与えることが示された。(平成13年度県北農業研究所)
研究対象 ホウレンソウ
戦略 園芸
専門 栽培生理
部門 野菜
カテゴリ 乾燥 立枯病 播種 ほうれんそう 水管理

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