課題名 |
リンゴ根頭がんしゅ病の発生生態と診断技術 |
研究機関名 |
岩手県農業研究センター
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研究分担 |
病理昆虫
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研究期間 |
完H13~15 |
年度 |
2003 |
摘要 |
目的:りんご苗木生産圃場においてJM7台木を中心にリンゴ根頭がんしゅ病が多発生しており、苗木供給に困難をきたしている。本病の発生生態は明らかになりつつあるが、JM系台木における発生生態および本病の発生による樹体への影響は不明である。また、本病菌は無病徴感染している可能性もあるため、病徴のみによる罹病の判別は困難であり、診断技術の確立が必要である。到達目標:JM台苗木における本病菌の伝染経路が明らかになる。大量のりんご苗木または台木母樹について、無病徴感染の有無を検定する技術を確立する。成果:?JM台木における発生(1)?2000年にJM台苗木に発生した根頭がんしゅ病の病徴は、根系部だけでなく、品種穂木と台木の接木部または台木の新梢基部にがんしゅを形成するものであった。(平成12年度試験研究成果)(2)?診断法としては、生物検定、選択培地およびPCR法が利用できる。(平成12年度試験研究成果)?????2000年の試験成績 (1)?接木部における病徴の再現はできなかった。 (2)?罹病JM台木から採取した穂木を挿し木したところ、挿し木苗にわずかではあったが根頭がんしゅ病が認められ、本病が穂木を介して伝染することが示唆された。(3)?苗木生産圃場における調査結果から、多発圃場において無病徴であった苗木でも翌年発病する場合があることが明らかになった。問題点(1)本病の接木接種および病徴再現ができていない。
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研究対象 |
リンゴ
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専門 |
病害
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部門 |
果樹
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カテゴリ |
挿し木
診断技術
台木
苗木生産
品種
りんご
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