課題名 |
ベリー類を利用した新たな県特産品の開発に向けた共同研究可能性調査 |
研究機関名 |
宮城県農業・園芸総合研究所
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研究分担 |
園芸栽培部
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研究期間 |
止H15 |
年度 |
2003 |
摘要 |
食の安全や本物志向から、生活者の多様化する嗜好は顔の見える素材への需要の高まりがみられ、地物の需要増加が期待できる。一方、本県の自然と農業生産基盤で栽培が可能なベリー類は、ブルーベリー、ラズベリー、クランベリーなどがあり、いずれも果実に抗酸化作用を持つ機能性成分を持つと言われており、最近は特に生活者の注目を集めている。そこで、ベリー類について、栽培方法や健康に寄与する抗酸化成分などの機能性を明らかにし、新製品の開発や利用法を含めて県内農家への積極的な作付けと、県内実需者への利用拡大のための調査を行い、今後の研究課題としての実行可能性を判断する。 ベリー類の購入先は仲卸業者や市場、小売店など様々であるが、購入したベリー類の生産地はアメリカを種にほとんどが海外産であった。また、購入形態は生果のほか、冷凍物を購入している業者が多かった。 ラズベリーの発芽率について品種により違いが見られたことから、‘インディアンサマー’‘スキーナ’‘サウスランド’の加温開始時期は2月下旬以降が適当で、‘サマーフェスティバル’は1月下旬からの加温が可能と思われた。 ラズベリーの果実品質について、‘インディアンサマー’‘サマーフェスティバル’は1果重が約2gの楕円形で、酸味が強く、ラズベリー独特の香気が強かった。‘スキーナ’‘サウスランド’は1果重が約3g、円形で型くずれしにくい特性が見られた。‘ファールゴールド’は1果重が1.5g、黄色の果実だった。 ブルーベリーは1月下旬以降であれば加温しても生育には影響を及ぼさないと考えられた。 クランベリーの生果品質について、100果当たり重量は野生種が109gと最も大きく、次いで‘スティーブンス’‘ホース’であった。‘アーリーブラック’は66gと最も小さかったが腐敗果が多く、商品果率が50%以下であったことから、収穫が遅かったものと考えられた。糖度は10前後、酸度は2.5%前後で品種による大きな差は見られなかった。渋味は‘スティーブンス’及び野生種で多く感じられた。 収穫期の把握。海外産に対抗できる収出荷体制の整備。 ラズベリーの作期拡大技術(参考資料)
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研究対象 |
ベリー類
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戦略 |
園芸
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専門 |
栽培生理
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部門 |
果樹
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カテゴリ |
機能性
機能性成分
出荷調整
品種
ブルーベリー
ラズベリー
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