課題名 |
22.新省力機械化を中心とした高度水田輪作技術体系の確立 (4)露地野菜の省力作業機械の開発改良と利用技術の開発 |
研究機関名 |
秋田県農業試験場
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研究分担 |
経営計画部
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研究期間 |
継H13~16 |
年度 |
2003 |
摘要 |
目的:水田転作圃場での露地野菜栽培において、収穫作業の機械化による軽労化技術を開発する。本年は新たに開発したアスパラガスの収穫作業台車を用い、作業姿勢と作業能率の改善を図る。方法:1)試験場所:秋田農試圃場(5a)、中仙町圃場(10a)。2)試験機:収穫作業台車1号機(全幅:780mm),2号機(全幅:580mm)(美善,試作機)。3)試験区:(1)慣行収穫区(手取り、はさみ利用)、(2)収穫台車収穫区。4)検討項目:(1)作業負担度(長町式)、22段階の姿勢区分、4点以上で要改善。(2)作業姿勢評価(OWAS法)、AC1~4の4段階評価(AC1:改善は不要である,AC2:近いうちに改善すべきである,AC3:できるだけ早期に改善すべきである,AC4:ただちに改善すべきである)。(3)作業能率。結果:1)開発した収穫作業台車1,2号は、脚で地面を蹴りながら進行方向に背を向けて進むものである。2)慣行の作業姿勢評価値は、いずれも収穫・調製工程等を中心に4~5点と高かった。収穫作業台車の利用は、いずれの工程も評価値を1点台まで低下したが、1号機の収穫工程で2.4点と高くなった。OWAS全体評価値は、中仙町圃場で台車利用区のAC1頻度を慣行よりも増加したが、収穫・調製工程で一部姿勢が悪化したことからAC3頻度が高まった。3)慣行収穫では両試験圃場とも背部の曲げ姿勢、下肢部の両膝曲げ立ち姿勢の頻度が多くACが2~4になった。収穫作業台車1号機は、身体の前後曲げ頻度と調製工程でのひねり頻度が増加してACが高まった。収穫作業台車2号機では、収穫時の前後曲げ姿勢が多いが、1号機で見られたひねり姿勢が無くなった。
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研究対象 |
アスパラガス
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戦略 |
農業機械改良
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専門 |
農業機械
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部門 |
野菜
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カテゴリ |
アスパラガス
機械化
軽労化
省力作業
水田
野菜栽培
輪作
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