肉用牛のリハビリ放牧と乳用牛の超集約放牧を組み合わせた新たな複合放牧技術の確立  イ、乳用牛の超集約放牧技術の確立 (1)ソーラー電牧活用による超集約放牧技術の実証

課題名 肉用牛のリハビリ放牧と乳用牛の超集約放牧を組み合わせた新たな複合放牧技術の確立  イ、乳用牛の超集約放牧技術の確立 (1)ソーラー電牧活用による超集約放牧技術の実証
研究機関名 山形県農業研究研修センター畜産研究部
研究分担 草地環境科
研究期間 継H13~16
年度 2003
摘要 目的:超集約放牧技術は草地試験場で体系化されているものの、本県の気象環境及び立地条件では適応しないところもあることから、本県版超集約放牧技術を実証的に確立し体系化することが急務となっている。その一課題として、本県の基幹草種であるオーチャードグラスを用い、牧区の細分化や転牧をソーラー電牧利用により省力化する。また、余剰草を採草利用し、草量落ち込み時に補助飼料を活用することで、より家畜生産性を高めることを実証する。 試験方法: (1)供試ほ場と処理区分  1)試験実施場所 山形県農業研究研修センター芦沢放牧試験地 2)供試牛 ホルスタイン種育成牛12~15か月齢(入牧時)一群編成 3)基幹草種及び試験供試面積 表1 基幹草種及び面積 利用形態期間草種  品種名 面積   牧区専用牧区オーチャードグラス(OG) ナツミドリ  4.4ha 18、19、29、21ヘイキングII 4.4ha 22、23、24、25兼用牧区レッドトップ (RT)  コモン  2.9ha 16、17  リードカナリーグラス(RCG)  ベンチャー  2.4ha 14 ※兼用草地は1番草のみ基幹草種の出穂期に採草しラップサイレージに調製する。(2) 調査方法  1)隔障物による区割りについては、1牧区当り平均130aに区画化された試験草地を、ソーラー電牧を用いて、草量に応じ細分化し、生育旺盛期40a、それ以外は65aを基本として転牧し、1日当りの転牧面積、1日当りの転牧回数を把握する。2)草勢は、定点3か所(1m2×3)を設置して退牧時に裸地率を調査することにより植生の移を把握する。3) 兼用地の収量(DM)は、ラップサイレージを計量し求める。結果の概要:(1)隔障物による区割りについて表2に示した。5月2日から65a区割りで細分化を開始し、5月13日から9月5日まで40a区割りで細分化を行った。9月6日から10月13日まで65a区割りで転牧し、10月14日から10月30日までは細分化を行わなかった。今年度は夏期に草勢の維持が可能だったため夏期のラッピングサイレージ給与はおこなわなかった。(2)草生密度については、5月2日の調査時点で26.6%の裸地率が認められたが10月3日の調査では5.8%となり草生密度の高まりが認めたれた。 (3) 兼用草地の収量性 5月29日に刈り取り5月30日に調整した。RCG1牧区、RT2牧区からのラッピングサイレージ収穫量は現物で合計5,855kg、乾物収量に換算するとRCG区は80.7kg/10a、RT区は84.4kg/10aで、収穫時期はRCG区、RT区とも出穂前であった。乾物収量はRT区が高い傾向であった。今後の問題点と次年度以降の課題:OGの草勢の衰退から補助草種(リードカナリーグラス、ケンタッキーブルーグラス、トールフェスクグラス)の密度は高まってきており、再生速度の低下が懸念されるため、放牧密度を緩和する必要がある。 ラッピングサイレージの収量が低いことから、収穫損失を抑え収量を高める必要がある。
研究対象 乳用牛
戦略 畜産
専門 飼養管理
部門 牛
カテゴリ さやいんげん 飼育技術 省力化 肉牛 品種 放牧技術

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