| 課題名 |
肉用繁殖牛のリハビリ放牧と乳用牛の超集約放牧を組み合わせた新たな複合放牧技術の確立イ、乳用牛の超集約放牧技術の確立(3)放牧初期発育改善技術の体系化 |
| 研究機関名 |
山形県農業研究研修センター畜産研究部
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| 研究分担 |
乳牛研究科
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| 研究期間 |
継H13~16 |
| 年度 |
2003 |
| 摘要 |
目的:超集約放牧技術が草地試験場で体系化されているものの、本県の気象環境や現状の放牧管理体制に適応しないところもあることから、本県版超集約放牧技術を実証的に確立し体系化することが急務となっている。その一課題として、本技術の前提となる放牧開始時期の早期化に対応し、放牧開始当初の胃液の性状及び放牧場環境や群行動への馴致方法等を検討することにより放牧初期の発育を改善する技術を体系化する。方法:(1) 供試牛は、農家預託の乳用育成牛30頭(入牧時月齢11~17か月)のうち、治療のため途中下放し再入牧した2頭を除き28頭を用いた。(2) 放牧は、4月24日から10月31日までの190日間当畜産研究部芦沢放牧試験地で行った。(3) 対照区は舎飼放飼牛10頭を用い入牧時から終日放牧した。馴致区は舎飼繋牛18頭を用い、放牧初日2時間、2~4日目4時間、5~6日目8時間の時間制限放牧と屋外通路で前年に調製したラッピングサイレージを設置台(3か所)に載せ、約10kg/頭/日給与し7日目以降は終日放牧した。 (4) 胃液の経口採取を経時的に行い、揮発性脂肪酸(VFA)及び水素イオン濃度(pH)を測定した。入牧時、1週目、2週目、3週目、4週目に体重測定等を行うとともに両区3頭ずつ抽出して測定した。なお、VFAは高速液体クロマトグラフィーで測定した。(5)以後、体尺と衛生検査を毎月1回実施し、発育量と健康状態を調べた。結果の概要:(1)胃液の水素イオン濃度(pH)は、両区とも入牧後緩やかに低下した。(2)総VFAの推移を見ると馴致区が対照区より入牧時当初から低い傾向を示し、4週目まで変動は少なく同程度の値で推移し、両区とも4週目で同程度の値となった。これは、入牧時点の農家段階での飼育形態に関係していた可能性があり、舎飼放飼牛での第一胃機能の減退等の影響が少なかったものと思われる。(3)体重の推移を入牧時100とすると、1週目では対照区93.3、馴致区92.7で、大きな差はなかった。2週目ではそれぞれ91.1、90.5となり、3週目は95.0、93.3となり、以降の体重の回復でも両区とも大きな差はなかった。 なお、衛生検査(血液)では、ピロプラズマ病検査陰性で、Ht等は異常値を示す所見はなかった。(4)放牧初期発育改善について、入牧当初の補助飼料併用による時間制限放牧効果をより高めるためには、農家段階での飼育形態の改善も含めた馴致の検討も重要である。今後の問題点と次年度以降の計画:次年度は放牧早期化の簡易放牧を前年同様に実施し、繁殖管理の省力化と受胎率向上技術のためにオブシンク定時授精と初期発育の影響ついても検証する。
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| 研究対象 |
乳用牛
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| 戦略 |
畜産
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| 専門 |
飼養管理
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| 部門 |
牛
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| カテゴリ |
飼育技術
受胎率向上
省力化
繁殖性改善
放牧技術
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