| 課題名 |
コンバイン収穫稲わらを対象とした効率的圃場乾燥収集体系の構築 |
| 研究機関名 |
山形県農業研究研修センター畜産研究部
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| 研究分担 |
草地環境科
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| 研究期間 |
完H15 |
| 年度 |
2003 |
| 摘要 |
目的:国産稲わらの需給が緊迫化するなかで、本県においては県内需要量が供給量を大幅に上回っているため、県内自給に向けた取り組みが緊急の課題となっている。このため、コンバイン収穫稲わらを対象に、無裁断で排出し圃場乾燥する手法について刈高と乾燥促進効果を中心に検討し、小型クローラ型ロールベーラとの組み合わせで収集体系として構築する。方法:(1) 約23aの水田に枕地を除き4区(裁断区、無裁断標準刈高区、無裁断+2cm高刈区、無裁断+4cm高刈区)を設置した。(2) 籾の収穫は成熟期に達した10月6日に行い、わらの排出は区名に従った。(3) わら排出後、各区おのおの6か所の定点のわら重量と定点近傍の土壌水分を経時的に調査し、乾燥に及ぼす処理の効果と土壌水分の影響を検討した。(4) 無裁断区の稲わらの水分含有率が20%以下になったと考えられた排出4日後(10月10日)に小型クローラ型ロールベーラを用いて収集梱包した。(5) 成分分析用に収集時は各区とも6定点近傍の6点を、収集時以外は各区とも6定点近傍の合同サンプルとして採取した。(6) β-カロテンの分析は、乾燥粉砕試料にピロガロール(酸化防止剤)を加えエタノールで抽出ろ過、その定容試料に60%KOHを加え56℃水浴中で20分間撹拌けん化後、1%NaCl、2-プロパノール、1:9酢酸エチル:n-ヘキサンを加え10分間振とう後に遠心分離(1500rpm、10分間)し、上層の油層を回収し(1:9酢酸エチル:n-ヘキサンを加える以降を2反復)、油層をエバポレーターで濃縮し、乾固後にエタノールで定容し、分光光度計(455nm)による濃度測定値から計算した値をβ-カロテン含有量とした。(7) わら収集時の作業性は、直線走行時の速度を作業速度、収集開始から成型ロール排出までをロール1個作成所要時間とした。結果の概要:(1) 籾収穫時の状況は稈長64cm、穂長16.1cmで前年度と比較して稈長が4cm程度短く、穂長は同程度であった。また、各区の実刈高は各区6定点近傍の平均で裁断区、無裁断標準区で9.8cmとほぼ設定どおりであったが、無裁断+2cm区、無裁断+4cm区では13.4cm、14.7cmとやや高めの刈高となった。(2) 圃場でのわら乾燥中の気象経過はわら排出直後に1mmの降雨がありそれ以降は収集時までなかったが、日照時間、日射量は少なめで経過した。(3) 圃場乾燥中におけるわらの水分含有率は、排出1日後以降は裁断区>無裁断区で推移し、収集時では裁断区>無裁断標準区>無裁断+2cm区>無裁断+4cm区となり、無裁断区の18定点の刈高とわらの乾物率の増加は相関係数が0.5629(5%水準で有意)であった。また、刈高と土壌乾物率の増加、土壌乾物率の増加とわらの乾物率の増加の関係は明らかではなかった。 (4) 圃場乾燥中におけるわらのβ-カロテン含有量は排出直後が20mg/kgDM程度で収集時の無裁断区の平均が17mg/kgDM程度まで減少しているがバラツキが大きいので今後精査の必要があると考えられた。(5) わら収集時の作業性については、裁断区は小型クローラ型ロールベーラでのピックアップ収集は困難であった。無裁断各区における作業速度は0.65m/s前後、ロール1個作成所要時間は66~69秒と同程度であった。残された問題とその対応:β-カロテン含有量の推移については精査の必要がある。
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| 研究対象 |
飼料わら
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| 戦略 |
畜産
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| 専門 |
栽培生理
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| 部門 |
草地・飼料作
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| カテゴリ |
乾燥
水田
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