堆肥水分調整材としての「戻し堆肥」の評価

課題名 堆肥水分調整材としての「戻し堆肥」の評価
研究機関名 山形県農業研究研修センター畜産研究部
研究分担 草地環境科
研究期間 継H14~16
年度 2003
摘要 目的:発酵乾燥ハウスは、乾燥した堆肥を水分調整材として使用する「戻し堆肥」方式によりふん 尿混合物を堆肥化する技術として、県内約30戸の農家に普及している。「戻し堆肥」は、水分の多いふん尿混合物を水分調整し堆肥化する方法で、繰り返し利用すれば堆肥中のECやカリ含量が高くなり耕種利用する場合注意が必要となるという欠点があるものの、モミガラやオガクズ等の水分調整剤を節約し堆肥化できる利点がある。しかしながら、適用条件等明確にされていない部分があり、農家普及に際し注意を必要とする。本研究では水分調整剤としての適用条件を明確にし、他の水分調整剤と比較することにより「戻し堆肥」の評価を行う。試験方法:(1)戻し堆肥による堆肥化状況調査 1)堆肥化過程における堆肥成分を調査した。調査項目(水分、灰分、pH、EC、発芽率、P2O5、K2O、CaO、MgO、大腸菌群、発酵温度、) 2)堆積処理における発酵能調査調査項目(上記に同じ)(2)臭気の発生状況調査(アンモニア、硫化水素) 結果の概要:(1)1)発酵乾燥処理後の堆肥中水分は、12月~4月4日までは70%以上で推移した。灼熱減量は投入口と比べ、堆肥化完了時(二次レーン出口)で減少したとはいえなかった。 硝酸態窒素の含有量は、冬期間平均1.052%、初夏期間0,057%、堆積時は1.405%、K2O含量は季節に関係なく3mg/kgであった。 2)ハウスにおいて処理した堆肥を堆積し、温度の変化を調査したところ、30cmの部分では60℃以上で6日間推移し、80cmの部分では3日間であった。(2)4月~7月のハウス内外の一日の平均気温の差は、4月については5℃程度であったが5月~7月については3℃程度であった。ハウス内の気温が30℃を超すとアンモニア発生量が多くなる。冬期間のアンモニア濃度は低い。今年度の問題点と次年度以降の計画:堆肥の成分について投入部分と仕上がり部分の含有成分の推移しか把握できなかったが、今年度は「戻し堆肥」の繰り返し試験を行い、戻しの回数による成分変動を調査する。(1)戻し堆肥の繰り返しによる堆肥成分変動調査調査項目:水分、灰分、発酵温度、腐熟度、吸水率、pH、電気伝導度、発芽率、C/N比、K、硝酸態窒素など(2)堆積処理による再発酵処理の検討
研究対象 ふん尿処理
戦略 畜産
専門 環境
部門 牛
カテゴリ 乾燥 シカ 発生要因分析

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