課題名 |
73.バケット輸送による切り花・花木類の高鮮度保持流通技術の開発 (1)鮮度保持剤利用によるバケット輸送技術 |
研究機関名 |
群馬県農業技術センター
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研究分担 |
花きグループ
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研究期間 |
止H14~15 |
年度 |
2003 |
摘要 |
目的:鮮度保持剤を利用したバケット輸送技術を確立する。計画:鮮度保持剤を利用したバケット輸送温度について、5℃、10℃、15℃、20℃、常温で検討し、輸送後の鮮度保持効果と後処理剤処理による鮮度保持効果を明らかにする。期待される成果:鮮度保持剤を利用したバケット輸送温度の鮮度保持効果や後処理剤の処理効果が明らかになることにより、バケット輸送技術が確立できる。 得られた成果:[トルコギキョウ]バケット輸送中の開花の進み具合は、輸送温度5~10℃がやや遅かった。鑑賞時の開花・日持ちは、後処理剤を使用しない場合は輸送温度による差が認められず、後処理剤を使用することで良くなる傾向が認められ、どの輸送温度とも良くなり、高温条件下では特に良くなった。[バラ]バケット輸送中の開花の進み具合は、輸送温度5℃が僅かに遅かった。鑑賞時の開花・日持ちは後処理剤を使用しない場合は輸送温度による差が認められず、後処理剤を使用しても日持ちは変わらないが、開花の進みは遅くなり、どの輸送温度とも開花・日持ちが良くなった。[八重カシワバアジサイ]輸送温度10~20℃の日持ちが良かったが、対照の5℃・箱輸送に比べ劣った。鑑賞時に後処理剤を処理することで、どの輸送温度とも日持ちが良くなり、1週間程良くなった。[アナベル]どの輸送温度が良いか判然とせず、対照の5℃・箱輸送に比べ、日持ちは悪かった。鑑賞時に後処理剤を処理することで、どの輸送温度とも日持ちが非常に良くなった。[ミナヅキ]輸送温度により、日持ちは変わらず5~6日であった。鑑賞時に後処理剤を使用した場合は、どの輸送温度とも良く、10~15℃で輸送されたものは、日持ちが14~15日と最も良かった。成果の受け渡し先:県内のトルコギキョウ、バラ、切り花アジサイ生産者
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研究対象 |
共通
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戦略 |
園芸
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専門 |
食品加工流通
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部門 |
花き
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カテゴリ |
あじさい
加工
トルコギキョウ
ばら
輸送
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