環境に配慮した高泌乳牛のための飼養管理技術の確立

課題名 環境に配慮した高泌乳牛のための飼養管理技術の確立
研究機関名 長野県畜産試験場
研究分担 酪農部
研究期間 完H14~15
年度 2003
摘要 家畜排せつ物の管理の適正化と利用の促進などを図る農業環境関連3法が施行されるなど、環境保全型農業の促進が求められている。そこで飼料給与方法について環境に配慮し、環境への負荷を低減するような技術の検討を行う必要がある。泌乳前期の高泌乳牛に対し、窒素排せつ量を低減させる栄養指標を明らかとした。この指標に留意して飼料設計すると高い産乳性を保ちながら、1割以上の窒素排せつ量の低減が可能である。栄養指標ア 飼料中の粗蛋白質含量を14.5%程度にする。この時、ルーメン分解性蛋白質(以下CPd)含量を9.5%程度にする。ただし、これらの値は必要最小量に近いと考えられるので、これらの値を下まわらないよう飼料成分の変動に注意する。イ アのCPd含量は、飼料の分解速度のほかに牛の採食量にも左右されるが、本技術では静的に求める。ウ バルク(貯乳タンク)の乳中尿素態窒素(以下MUN)含量が10mg/dl以下の場合は牛群の飼料中の粗 蛋白質含量、特にCPd含量が足りないので、良い参考になる。また、13mg/dl以上の場合は、牛群の飼料中の粗蛋白質含量が多く、そのため窒素排せつ量や尿量が多くなっている。エ 飼料の構成は、蛋白質中のリジン含量が多い飼料(大豆粕など)をなるべく多く用いるようにする。オ その他の栄養素(TDN、粗脂肪、非繊維炭水化物、NDF、eNDF、Ca、Pなど)は従来の指標を参考にする。ただし、以前の飼料設計より減らした粗蛋白質含量分は非繊維炭水化物(NFC)の増加分にすると、ルーメン微生物へのエネルギー源の補充となり良い。
研究対象 乳用牛
戦略 畜産
専門 飼養管理
部門 牛
カテゴリ 飼育技術 飼料設計 大豆粕 乳牛

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