市販採卵鶏の能力と特徴

課題名 市販採卵鶏の能力と特徴
研究機関名 京都府畜産技術センター
研究分担 経営指導部
研究期間 完H14~15
年度 2003
摘要 目的:市販採卵鶏の個体及び群の能力・特性・管理上の問題点を調査して、府内の飼養環境に適した銘柄の選定と能力を発揮させるための管理指針立案に役立てる。なお、近隣府県との共同研究により、地域性やより多くの銘柄の特性を効率的に把握する。 計画: (1)試験期間 育成期:初生~20週齢 成鶏期:21週齢~80週齢但し、成績は36週齢まで (2)供試銘柄 白色卵殻鶏はデカルブホワイト、淡褐色卵殻鶏はさくらD、褐色卵殻鶏はもみじ、イサブラウンの計4銘柄 (3)試験区分 4銘柄×25羽×2反復(計200羽) (4)供試施設 育成期:大宮式給温バタリー、廃温中雛バタリー、中大雛群飼ケージ 成鶏期:開放鶏舎の採卵用ケージ(16時間日長、ヒナ2段単飼) (5)供試飼料 発育ステージ毎に4種類の市販配合飼料を給与 (6)調査項目 体重、飼料消費量、性成熟成績(日齢・卵重)、平均卵重、ヘンデイ産卵率、日産卵量、飼料要求率 成果の概要: (1)育成率は、もみじが96.4%で他の3銘柄はいずれも100.0%と良好であった。20週齢時体重は、各メーカーが銘柄毎に作成しているマニュアル体重値とほぼ同様に仕上がった。 (2)50%産卵(性成熟)日齢は、もみじが161.0日と遅かったが、他の3銘柄の比較では、さくらDの142.0~イサブラウンの145.5日の範囲と例年並みであった。50%産卵時卵重は、さくらDが45.1gと軽く、もみじが52.7gと重かった。 (3)生存率は、さくらDが96%でデカルブホワイトが98%であり、他の2銘柄は100%であった。産卵率は、もみじは産卵開始が遅かったため70.9%と低かったが、他の3銘柄はさくらDの86.5%からイサブラウンの87.0%の範囲と概ね良好であった。平均卵重は、さくらDが54.8gと軽く、イサブラウンが58.4gと重かった。日産卵量は、産卵開始が遅かったもみじが42.2g、次いでさくらDが47.8と少なく、イサブラウンは51.4gと最も多かった。飼料消費量は、もみじが98.5g、次いで、デカルブホワイトが101.3gと少なく、イサブラウンが110.7gと最も多かった。飼料要求率は、もみじが2.34と悪かったが、他はイサブラウンの2.15からデカルブホワイトの2.02の範囲と例年並みであった。
研究対象  鶏
専門 飼養管理
部門
カテゴリ さくら 飼育技術

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