切り花バラの元切り折り曲げ栽培における高品質増収技術

タイトル 切り花バラの元切り折り曲げ栽培における高品質増収技術
担当機関 広島県立農業技術センター
研究期間 1996~1996
研究担当者 井上広文
梶原真二
石倉 聡
発行年度 1996
要約 切り花バラの元切り折り曲げ栽培では、折り曲げ後の摘心回数は1回、採花位置はシュート発生基部からすると、切り花長が長く、収量が多い。また、耕土深15cmの土壌水分がpF1.8のときに潅水すると、切り花品質が優れる。
背景・ねらい 瀬戸内沿岸島しょ部地帯の土耕栽培による切り花バラ生産では、夏期の高温により収量及び品質の低下が認められている。そこで、元切り折り曲げ方式により、年間を通じて秀品生産が可能な技術を開発し、生産増加及び安定のための知見を得る。
成果の内容・特徴
  1. 土耕栽培での元切り折り曲げ方式は、穂木から発生したベーサルシュート等を地際から約80cm(腰の高さ)で折り曲げる。その後、折り曲げ周辺部から発生するシュートを、5枚葉を残さずシュート発生基部から採花する方式である。この方式は、慣行の高作り方式に比べて、年間収量が6%多く、また7~9月においても60cm以上の切り花が多く得られる。
  2. 折り曲げ後の摘心回数が1回及び2回では、‘ローテローゼ’の株当たりの切り花本数が、それぞれ年間36.1本、34.2本で、3回に比べて70%以上多い(図1)。
  3. 耕土深15cmの土壌水分がpF1.8のときに潅水すると、切り花長60cm以上の割合は年間29.9%であり、他の処理に比べ最も高い。‘エスキモー’の株当たりの切り花本数は年間約100本で、pF1.8~2.1の範囲で、ほとんど差がない(図2)。
  4. 採花位置を元切りすると、‘ローテローゼ’の2年間の株当たり切り花本数は25.4本で、他の処理に比べて27.6~41.1%多く、切り花長60cm以上の割合は64.8%と最も高い(図3、図4)。
  5. 窒素濃度が5~20ppmの液肥で週1回施用(0.39~1.56kg/a/年)の範囲では、20ppm施用の切り花本数が年間30.2本で、他の処理に比べて18%以上多い(データ省略)。
成果の活用面・留意点
  1. この成果は、土耕栽培によるものである。
  2. 品種が異なると、この結果異なる場合がある。
図表1 210266-1.jpg
図表2 210266-2.jpg
図表3 210266-3.jpg
図表4 210266-4.jpg
カテゴリ ばら 品種

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