| タイトル | 狭い庭の植栽に向けたクスノキとハクモクレンの生長抑制方法 |
|---|---|
| 担当機関 | 埼玉農総研 |
| 研究期間 | 1999~2001 |
| 研究担当者 |
篠崎 誠 川井康正 |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | 遮根タイプの不織布ポットを利用してそのまま庭に定植すると、地植えに比べ地上部の生長を2/3程度に抑制可能である。その後、根詰まりを起こし、樹勢が劣ったら、スコップを不織布ポットの内側に差し込んで根切りを行うと、観賞性が回復する。 |
| キーワード | 樹木、生長、抑制、不織布ポット、根切り |
| 背景・ねらい | 都市部では、狭小の庭が多く、数メートル以上の大きさになる樹木の植栽は難しい。そこで、不織布ポットを利用して根の伸張を抑制し、狭い場所で樹木の生長を抑制する技術を開発する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 不織布ポットは、ポリエステル製で遮根タイプのものを使用する。 2. 不織布ポットの違いにより、地上部の生長抑制効果は異なる。 3. 常緑高木のクスノキの場合、地植えでは樹高伸長量が定植後急速に増すのに対し、不織布ポットの場合、生育が緩慢となり、樹高が抑制される(図1)。 4. 落葉高木のハクモクレンの場合も同様に、地植えでは樹高伸長量が定植後急速に増すのに対し、不織布ポットの場合生育が緩慢となり、樹高が著しく抑制される(図2)。 5. 定植後2年経過し葉色が退色したり、細枝の枯れ込みが発生するなど樹勢が劣ったら、不織布ポット内にスコップを差し込んで根切り処理を行うと観賞性の回復が可能である。クスノキでは葉緑素値が高まり、葉色が濃くなる。ハクモクレンでは着蕾数が増し、観賞性が回復する。ただし、ポットの容量が小さいと根切りの効果は得られない(表1)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 使用する不織布ポットは、必ず遮根型とする。 2. 不織布ポットの上端は地表面から数cm出すように植え付ける。 3. スコップで根切り処理する際は、不織布ポットの底面を切断しないように注意する。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| カテゴリ | 栽培技術 |
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