ナシ‘新高’の新梢誘引による新梢伸長の抑制と果実肥大の促進

タイトル ナシ‘新高’の新梢誘引による新梢伸長の抑制と果実肥大の促進
担当機関 岡山県立農業試験場
研究期間 1996~1998
研究担当者 安井淑彦
岡田俶郎
各務裕史
発行年度 1996
要約 ナシ‘新高’では、満開後70日目ごろに新梢を水平に近い角度で誘引することによって、新梢の伸長と肥大が抑制されると同時に、果実肥大が促進される。
背景・ねらい  ナシでは、樹勢が強いと新梢が旺盛に伸長してしばしば長大な枝になり、果実の肥大が抑制されることがある。そこで、新梢を水平に誘引することによって新梢伸長を抑制し、果実肥大を促進させる。
成果の内容・特徴
  1. 新梢を水平に近く誘引すると新梢の肥大が抑制される(表1)。
  2. 角度を変えて誘引すると、ほぼ誘引角度に反比例して伸長が抑制される(表2)。
  3. 満開後70日目ごろに盛んに伸長している新梢を水平に近く誘引すると果実肥大が促進される(表3)。
  4. 誘引しても成熟期や、果実糖度、果肉硬度、及び果実の形に影響は及ぼさない(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 時期が早すぎると基部から折れ、遅すぎても効果が劣るので、満開後60~70日目ごろに、水平に近い角度に誘引する。
  2. 樹勢の弱い樹では効果が期待できないので、樹勢の強めな樹の70cm以上に伸長した伸長中の新梢を選んで誘引する。
  3. 主枝、亜主枝の延長枝など旺盛に伸長させたい新梢は誘引しないか垂直に固定する。
  4. 次年に結実させたい新梢については45度の角度で誘引して枝の充実を図る。
図表1 210293-1.jpg
図表2 210293-2.jpg
図表3 210293-3.jpg
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