カキ「新秋」の早期加温ハウス栽培技術

タイトル カキ「新秋」の早期加温ハウス栽培技術
担当機関 和歌山県果樹園芸試験場
研究期間 1997~1999
研究担当者 山本貴司
藤本欣司
伏原淳良
発行年度 1997
要約 カキ「新秋」の12月下旬加温ハウス栽培により、8月上旬~下旬に汚損果の発生が少なく大果で高品質な果実の収穫が可能である。
背景・ねらい  和歌山県内におけるカキの加温ハウス栽培は「刀根早生」を中心に約10haで栽培されているが、CTSD脱渋処理後の早期軟化の発生が問題となっており、脱渋処理の不要な甘カキの導入が求められている。
 早生甘カキ「新秋」は、大果で糖度も高く味覚が優れているが、露地栽培では汚損果の発生等の問題がある。そこで、汚損果防止をねらいとした加温ハウス栽培による高品質果実の早期出荷技術について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 1月下旬に加温を開始する普通加温栽培では4月上旬に満開期をむかえ、9月中旬から10月上旬にかけて収穫が可能になる。また、12月下旬に加温を開始する早期加温栽培では2月下旬から3月上旬にかけて満開期をむかえ、8月上旬から下旬にかけての収穫が可能となる(表1)。
  2. 石松子で5~10倍に希釈した花粉を用いて人工受粉を行うと生理落果が減少し、適正な結実量の確保が可能となる(表2)。
  3. 着色期に樹冠下部をマルチ被覆処理すると果皮の着色が促進され、汚損果の発生も減少する(表3)。
  4. 加温ハウス栽培により一果平均重 320g以上で糖度20%以上の高品質果実の生産が可能となる。また、早期加温ハウス栽培では、開花期から6月上旬までの期間1,500ppmのCO2 ガスを施用することにより、生理落果が減少するとともに、果実肥大が促進されて一果平均重が約30g増大する(表4)。

成果の活用面・留意点  ハウス内が高温・高湿になると、着色の進行が抑制されたり、汚損果の発生が多くなるので、効率的な換気に努める。 
図表1 210407-1.gif
図表2 210407-2.gif
図表3 210407-3.gif
図表4 210407-4.gif
カテゴリ かき 栽培技術 出荷調整 受粉

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