| タイトル |
子豚離乳時体重の斉一化技術 |
| 担当機関 |
兵庫県立中央農業技術センター畜産試験場 |
| 研究期間 |
1998~1999 |
| 研究担当者 |
岩本英治
山崎宗延
設楽 修
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
同時に生まれた3腹の子豚に生時体重別に哺乳させるグループ哺乳をすることにより、離乳時体重の斉一性が有意に改善できる。
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| 背景・ねらい |
近年、養豚経営は規模の拡大が進み、子豚及び肉豚は群による管理が主流となってきた。しかし、現状では生時体重のばらついた子豚は、離乳後バラツキがさらに拡大するため、育成途中で群の組み替えが行われている。そこで子豚の離乳時体重の斉一化を図る目的で、哺乳子豚に対してグループ哺乳及び分割離乳を行い、子豚の発育、子豚離乳時体重の斉一性への影響を検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
試験にはランドレース種系の経産豚42頭から生まれた子豚を用い、表1に示すように区分した。グループ哺乳は1試験区あたり、同日に生まれた子豚3腹30頭を体重により大中小に分け、体重ごとに3腹に分けて哺乳させた。分割離乳は生後20日目に体重の上位50%を先に離乳し、残りは他のグループと同様に25日目に行った。また、大グループの母豚には授乳負担軽減のため、小グループの子豚には活力付与を目的に中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)の給与を行った。
- 子豚離乳時体重の変動係数は1区及び2区が対照区の21.44%に比べて有意に改善し、それぞれ、半減した。また、1区の大グループの離乳時変動係数は分割離乳により2区の大グループに比べて2.65%改善された(表2)。
- 子豚離乳時体重は中及び小グループの母豚へMCT及びビタミンB2 (VB2 )の給与を行った1区が2区の同グループに比べて増体性が改善された(表2)。
- 出荷日齢(110kg時)は1区及び2区が対照区の187.2日に比べてそれぞれ、10日及び6日短縮した。出荷日齢の変動係数は1区及び2区が対照区の10.59%に比べて低く、それぞれ8.18%及び7.99%となった(表2)。
- 試験期間中の子豚1頭当たりの経費は、授乳期間中で1区及び2区が対照区に比べて、それぞれ227円及び25円高くなったが、肥育期間中を含む合計では出荷日齢の改善により、1区及び2区が対照区に比べて、それぞれ2,107円及び1,375円少なくなった(表3)。
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| 成果の活用面・留意点 |
離乳子豚体重の斉一化は出荷日齢を短縮させたが、出荷日齢の変動係数は大きく改善されなかった。このため、肥育期間中においても、雌雄別飼い等によるグループ内体重の斉一化への対策が必要である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
経営管理
出荷調整
ばら
豚
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