トルコギキョウの季咲き作型における摘心栽培

タイトル トルコギキョウの季咲き作型における摘心栽培
担当機関 山口県農業試験場
研究期間 1999~1999
研究担当者 前田剛
安良田勉
中村建夫※ (※ 現農業大学校)
発行年度 1999
要約 トルコギキョウの季咲き栽培において、摘心処理は商品性のある切り花生産は有効であり、種苗費の削減もできる。全ての株が抽台した時期に、抽台開始節を残して摘心する。
背景・ねらい  トルコギキョウは夏期の出荷量が、他の時期に比べて非常に多く、価格が低迷している。そこで、季咲き作型での生産コスト低減対策として種苗費を少なくできる摘心栽培技術を開発する。
成果の内容・特徴
  1. 摘心栽培は無摘心に対して開花がやや遅れ、切り花長、切り花重、節数等の切り花品質が低下するが、商品性を有する切り花の生産は可能である。’マイテレディ’では、5月定植でも切り花長80cm以上が確保できる(表1)。
  2. 抽台開始後早い時期に、伸長節間の最下位のところで摘心することにより、開花日の遅れや切り花品質の低下を少なくできる(表2)。
  3. 高い節から発生する側枝は、開花は早いが、切り花品質が劣るので、低い位置の節から発生する側枝を用いるのがよい(表2)。
  4. 摘心栽培を行うことで約200,000円/10aの種苗費を半減することが出来る。これは栽培費用全体で10%程度となる。
成果の活用面・留意点
  1. 株当たりの仕立て本数は2本とし、摘心後に側枝の整枝が必要となる。
  2. 品種によって定植限界が異なるので、確認が必要である。
  3. 種苗費は購入苗で試算している。

図表1 210959-1.jpg
図表2 210959-2.jpg
カテゴリ コスト 栽培技術 出荷調整 トルコギキョウ 品種

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