| タイトル | たまねぎ雄性不稔細胞質の特異的DNA増幅による細胞質型の迅速識別法 |
|---|---|
| 担当機関 | 北海道農業試験場 |
| 研究期間 | 1996~1996 |
| 研究担当者 | |
| 発行年度 | 1996 |
| 要約 | たまねぎの細胞質雄性不稔系統を新たに育成するためには、細胞質型の識別が不可欠である。雄性不稔細胞質に特異的なDNA塩基配列を明らかにすることにより、従来の検定交配に比べて画期的に効率の良い細胞質型識別法を開発した。 |
| 背景・ねらい | 細胞質雄性不稔系統を新たに育成するためには、細胞質型の識別が不可欠である。たまねぎでは検定交配による細胞質型の識別に4~8年を要しており、迅速な細胞質型識別法の開発が望まれている。近年開発されたPCR法を利用すれば飛躍的に効率の良い識別が可能となるが、そのためには雄性不稔細胞質に特異的なミトコンドリアDNA塩基配列情報が必要である。本研究では、雄性不稔細胞質に特異的な塩基配列を明らかにすることにより画期的に効率の良い細胞質型識別法を開発しようとした。 |
| 成果の内容・特徴 |
②クローニングしたDNA断片の塩基配列を決定したところ、cob遺伝子そのものの塩基配列には細胞質型による違いが認められなかったが、翻訳開始点より56bp上流の領域は相同性を失っていた。しかもS型ミトコンドリアのこの領域は葉緑体ゲノムの一部と極めて高い相同性がある。 ③各細胞質型に特異的なDNA領域を選択的に増幅できるプライマーを合成し(図1)、PCRによる増幅DNAの電気泳動を行ったところ、それぞれの細胞質型に特異的なサイズのDNAが検出された。 ④微量(50mg程度)のたまねぎ葉身から簡易にミトコンドリアDNAを抽出する方法及び上記プライマーを用いて1日で細胞質型を識別できる方法を確立した。 ⑤この方法により、北海道在来品種「札幌黄」の15系統各20個体について個体別に細胞質型を識別し、雄性不稔系統及び維持系統の育成素材を選抜することができた(表1)。 |
| 成果の活用面・留意点 | ①近年発見されたT型細胞質を識別することはできない。 ②開発したプライマーについては特許出願中である。 ・平成8年度北海道農業試験会議成績会議における課題名及び区分 課題名:たまねぎ雄性不稔細胞質の特異的DNA増幅による細胞質型の迅速識別法 -(研究参考) |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| カテゴリ | たまねぎ 品種 |
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