アルファルファ草地の造成から2年目までの管理技術

タイトル アルファルファ草地の造成から2年目までの管理技術
担当機関 北海道立根釧農業試験場
研究期間 1997~1997
研究担当者 石田 亨
中島 和彦
伊藤 憲治
佐竹 芳世
坂東 健
山川 政明
出口 健三郎
中村 克己
堤 光昭
藤井 弘樹
澤田 嘉昭
発行年度 1997
要約 アルファルファの定着安定化をはかるために、土壌サンプルから発生雑草を予対策として播種後60日で掃除刈りを行なっても良い。播種量は単播の場合1.8kg/10a前後、混播ではアルファルファ1.5kg、チモシー 1.2kg程度とする。2年目は年2回刈りとする。
背景・ねらい アルファルファ栽培の普及のネックとなっている造成とその後の管理について、アルフ
ァルファの定着・スタンドの確保にむけて、天北では雑草対策について、新得では単播
で、根釧ではチモシーとの混播で播種量、刈り取り時期などを検討した。
成果の内容・特徴
  1. 播種床土壌サンプルから発生した主要雑草の種類は、草地で発生したものとおおむ
    ね一致し、土壌サンプルから草地の発生雑草を予測することが可能である。また、発
    生雑草は播種時期により異なったことから、播種時期を変えることにより雑草の軽減
    が出来る。(表1)
  2. 播種は7月までに終えること。播種量は単播では1.8kg/10aを中心として、7月播
    種は6月播種と比べ出芽率が大きく減少するので、播種量を多めにする。混播ではア
    ルファルファ1.5kg/10a、チモシー1.2kg/10a程度とする。(表2、3)
  3. 播種後60日で刈り取っても2年目の収量、株数、アルファルファ率にに大きな違
    いはなかったので、雑草の発生状況により掃除刈りが必要な場合は60日が過ぎれば行
    っても良い。(表4)
  4. 2年目草地の3回刈りは2回刈りと比べて、収量的なメリットがないばかりでな
    く、 3年目の収量も減少したことから、2年目草地は十分に生育期間を取った2回刈
    りが 良い。(表5)
成果の活用面・留意点
  1. 各地域におけるアルファルファ栽培の造成・定着における管理作業の指針となる。
  2. 本技術は基本的なものであり、気象条件の違いによるアルファルファの生育状況を 常に
    把握し、刈り取りは生育に応じて行い、生育が遅い場合は日数にこだわずに十分 な生育期間を取る。
図表1 211899-1.gif
図表2 211899-2.gif
図表3 211899-3.gif
図表4 211899-4.gif
図表5 211899-5.gif
カテゴリ 病害虫 アルファルファ 管理技術 雑草 播種

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