カリフラワーの品種特性

タイトル カリフラワーの品種特性
担当機関 北海道立花
研究期間 2000~2000
研究担当者 植野玲一郎
杉山 裕
発行年度 2000
要約 カリフラワーの春まき(7~10月どり)作型で早晩性、障害発生程度、収量性および花蕾品質の品種特性を明らかにした。花蕾肥大速度は作期によって異なる。縛葉と折葉による花蕾の軟白処理で花蕾の品質に差が認められない。
背景・ねらい カリフラワーの作期や地域適応性、品質の品種特性を調査するとともに、花蕾の省力的な軟白処理方法が品質に及ぼす影響を検討し、産地における品種選択の資料とする。
成果の内容・特徴
  1. 花・野菜技術センター、音更町および伊達市で、「スノークラウン」を標準品種として平成11、12年の2ヶ年間調査を実施した結果を表1に示す。
  2. 作期I(4月上旬播種、7月収穫)では「ブライダル」「バロック」が収量性が高く、花蕾の締まりが堅く平均一花蕾重が重く、花蕾包葉が多い。「抱月」は収量性がやや高く、収穫期が標準品種に次いで早い。
  3. 作期II(6月下旬播種、9・10月収穫)では「バロック」が収量性が高く、締まりが堅く、花蕾包葉が多く標準品種に優る。「イーグル」はやや早生で包葉性が高い。「抱月」は生理障害が少なく、収量が標準品種並である。
  4. 花蕾の軟白処理として縛葉と折葉とでは花蕾の外観品質、白色度及び黄色度に明確な差が認められない(表2)。
  5. 花蕾の肥大速度は同一品種でも作期により異なる(表3、図1)。
成果の活用面・留意点
カリフラワーの産地における品種選定の資料とする。
平成12年度北海道農業試験会議成績会議における課題名及び区分
課題名:カリフラワーの品種特性(指導参考)
図表1 212251-1.jpg
図表2 212251-2.jpg
図表3 212251-3.jpg
図表4 212251-4.jpg
カテゴリ カリフラワー 生理障害 播種 品種

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