カラーピーマンの品種特性

タイトル カラーピーマンの品種特性
担当機関 北海道立上川農業試験場
研究期間 2000~2000
研究担当者 長尾明宣
発行年度 2000
要約 カラーピーマンの成熟日数は約60~70日であり、1果重が軽い品種ほど短い傾向を示す。果実の着色は収穫の約2週間前より始まり、着色開始から約1週間以上の熟度であれば、内部品質に差が認められない。
背景・ねらい カラーピーマンは消費が伸びている新規野菜であるが、北海道における試験例がない。そこで、内部品質を加味した品種特性を調査し、品種選択の資料を提供する。
成果の内容・特徴
  1. 上川農試と北海道の各市町農業センター6カ所で、カラーピーマンの品種特性調査を行った(表1,2)。
  2. カラーピーマンの成熟日数は約60~70日であり、1果重が軽い品種ほど短い傾向を示す。
  3. 「ピメント(黄)」は果実糖度が7度以上、総ビタミンC含量が200mg/100gを超える。「バナナピーマン」は収量、食味がやや劣り、糖度がやや低い。
  4. 各品種とも、果実の着色は収穫の約2週間前より始まり、熟度がやや未熟果(着色開始から約1週間)以上であれば、内部品質には差が認められない(図1、2、他品種略)。また、緑色果は総ビタミンC含量が低いものの、ピーマン(4訂食品析表;80mg/100g)の約2倍程度が含まれる。
  5. 収穫時期に関わらず各品種とも、糖含量・総ビタミンC含量はほぼ一定値を示す(図3、他品種略)。
成果の活用面・留意点
産地におけるカラーピーマン品種選定の資料とする。
平成12年度北海道農業試験会議成績会議における課題名および区分
課題名:カラーピーマンの品種特性(指導参考)
図表1 212253-1.jpg
図表2 212253-2.jpg
図表3 212253-3.jpg
図表4 212253-4.jpg
図表5 212253-5.jpg
カテゴリ カラー ピーマン 品種 良食味

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