| タイトル |
路網整備による交通利便性の向上 |
| 担当機関 |
森林総合研究所 |
| 研究期間 |
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| 研究担当者 |
鈴木 秀典
大川畑 修
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| 発行年度 |
2000 |
| 要約 |
路網整備によってこれまでの移動距離を短縮する経路ができると、交通利便性は高くなる。路網内における移動では、整備が進むにつれ交通利便性が高くなったが、路網内と外との移動では、路網整備と交通利便性の間に相関は認められなかった。
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| 背景・ねらい |
低コストで生産性の高い森林作業のためには、路網は必要不可欠である。路網とは林道や作業道などの総称で、作業のために林内へ到達すること、木材などを輸送することの2つの機能を持つ。後者は、路網が文字通り網目構造(循環路)となり、近道となる路線が交通距離を短縮することで、効率よく発揮される。当然、循環路が多く形成されるほど、交通利便性は向上すると考えられるが、詳細な関係は明らかにされていない。そこで、循環路網の発達度および交通利便性を定量化し、この関係を明らかにすることを目的とした。
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| 成果の内容・特徴 |
循環路が形成された場合、同じ路線を通らずに元の場所に戻ってくることが可能となり、森林管理における巡視などの面で効率がよい。そこで、循環路網の発達度を表す指標として、すべての路線を走行し、最短距離で再びスタート地点まで戻ってくる場合(往復移動を許容し、最短距離で元の地点に戻る一筆書き)を設定し、その時の走行距離(巡視距離)を各路網の総延長で除した数値(巡視係数)を求めた。巡視係数は、1以上2以下の値をとり、1に近いほど巡視の効率は高くなる。また、交通利便性は、路網計画などで一般的に用いられる迂回率η=(L-Lo)/Loによって評価した(ただし、Lは2点間の交通距離、Loは同直線距離)。迂回率は、0以上の値をとり、小さいほど交通利便性が高いといえる・任意の点(端点、分岐点)間の交通を考え、路網の全ての2点間における迂回率を計算し、平均値をその路網の点間迂回率とした。また、人や木材の輸送においては、林内への通勤のように路網の外から路網内のある地点へ、あるいは、運材のように路網内から路網の外へといった移動が普通であり、対象路網とその外の道路との接点が1つであれば、必ずこの点を通ることになる。そこで、この接点を路網の起点とし(図1)、ここから路網の全ての点への迂回率を平均したものを、起点からの迂回率とした。図2に示すような、比較的整備の進んでいる路網を対象に計測したところ、巡視係数と点間迂回率との間には正の相関があり(図3)、循環路網が発達するほど、2点間の交通利便性は向上することが分かった・しかし、巡視係数と起点からの迂回率との間には相関関係が見られず(図4)、起点からの交通は、循環路網の発達に影響を受けないことが分かった。この理由として、起点と各点との間は、地形的な条件から、交通距離を短縮するような新たな路線を作設する余地が少なく、後に作設された路線が近道になりにくいことが考えられる。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| 図表5 |
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| 図表6 |
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| 図表7 |
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| 図表8 |
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| カテゴリ |
低コスト
輸送
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