人工音声と動画等による「カキに関する情報提供システム」

タイトル 人工音声と動画等による「カキに関する情報提供システム」
担当機関 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所
研究期間 2003~2005
研究担当者 吉田幸二
駒崎進吉
今田 準
佐藤明彦
山田昌彦
足立 礎
土師 岳
薬師寺博
鈴木勝征
鈴木大助
発行年度 2006
要約  「カキに関する情報提供システム」は、カキに関する生産・技術情報をインターネットを介し、文字情報だけでなく人工音声、動画、静止画、図表を用いて一般利用者に分かり易く提供するとともに、ホームページ作成者にも動画提供手法の有効性を示す。
キーワード カキ、音声合成、動画、インターネット、情報提供システム
背景・ねらい  インターネットが世界的に普及し、各家庭にADSLや光ファイバーの導入が進む中で、情報量の多い動画や静止画情報を含めた各種情報の高速かつ簡便な提供が可能となっている。一方で、果樹研究所のWWWへの問い合わせでは家庭果樹に関する情報提供の要望が多いため、一般利用者等への啓発情報として果樹の家庭栽培に関する生産・技術情報を音声や動画等のマルチメディアを利用した簡便かつ分かりやすい情報提供システムの構築が課題となっている。
 そこで、家庭果樹として特に栽培の多いカキについて生産・技術情報を収集・整理し、インターネットを介して情報提供するための「カキに関する情報提供システム」を構築し、一般に公開する。
成果の内容・特徴
  1. 提供する情報は、日本におけるカキ栽培の現状、代表的な品種、栽培法、接ぎ木法、病害虫防除、脱渋法、機能性成分等であり、一般的な事例として紹介される。
  2. 利用者は自宅のインターネットの回線速度に応じて、システムの初期画面で、(1)最近のマルチメディア技術を利用した人工音声と動画等によるビデオオンデマンド方式による情報提供手法、(2)静止画像と文字情報による従来の情報提供手法のいずれかが選択できる(図1)。
  3. 動画ファイルは、ビデオカメラやデジタルカメラで撮影した画像に説明用のナレーションとテロップが挿入されている。動画ファイルの作成は、市販の安価なビデオ作成ソフトを利用している(図2)。
  4. ナレーションについては、人の音声ではなく、パソコンで作成したテキストデータを市販の安価な音声合成ソフトを用いて音声ファイル化することにより、いつでも簡単に修正可能で、投資効果の大きいナレーションの作成が可能である(図2)。
  5. 完成した動画は、インターネットの回線速度にあまり影響されない送信方法である、ストリーミング技術によりインターネットを介して提供される(図2)。
成果の活用面・留意点
  1. このシステムは、インターネット上で果樹研究所のホームページに公開されている。 http://fruit.naro.affrc.go.jp/new/kaki/kakistart.html
  2. カキ以外の樹種についても同様な方法で情報提供が可能である。
  3. 栽培方法、土壌、気象条件等で品種の生育反応が異なるため、紹介事例が適用できない場合がある。
  4. 動画の表示にはWindows Media Playerがインストールされている必要がある。
図表1 213175-1.jpg
図表2 213175-2.gif
カテゴリ 病害虫 かき 機能性成分 接ぎ木 病害虫防除 品種

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