ホウレンソウ・コマツナの夕どりによる硝酸塩低減

タイトル ホウレンソウ・コマツナの夕どりによる硝酸塩低減
担当機関 道立花
研究期間 2002~2004
研究担当者 杉山 裕
藤倉潤治
発行年度 2004
要約 収穫を朝どりから夕どりにすることにより、新鮮生重量当たりの硝酸イオン濃度は、こまつなで平均11.0%、ほうれんそうで平均14.9%低下する。
キーワード ホウレンソウ、コマツナ、硝酸塩、収穫時刻、夕どり
成果の活用面・留意点
  1. 収穫を朝どりから夕どりに変更すると、硝酸イオン濃度がほとんどの作期で低下し、その程度はコマツナで平均11.0%、ホウレンソウで平均14.9%である(表1)。
  2. 葉身部における硝酸イオン濃度低下はコマツナ36~53%、ホウレンソウ25~57%であり、株全体よりも大きい(表2)。
  3. 補光条件が夕どりによる硝酸イオン濃度低下に与える影響は小さい。一方、遮光条件では、硝酸イオン濃度レベルが高まるとともに、夕どりによる硝酸イオン濃度の低減効果が小さくなる(図1)。
  4. 収穫を夕どりにすると、ビタミンC、糖濃度が増加し、内部品質が向上する(表3)。

  1. 雨よけ・ハウス栽培を対照とする。
  2. 夕どりの効果を低減させないため収穫日の遮光はさける。
  3. 夕刻は品温が高いため、できるだけ早く予冷し、しおれが発生する場合は水浸漬処理等を行う必要がある。
平成16年度北海道農業試験会議(成績会議)における課題名および区分
「ほうれんそう・こまつなの夕どりによる硝酸塩低減」(普及推進)
図表1 213535-1.jpg
カテゴリ こまつな 光条件 ほうれんそう

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