タイトル | 妊娠牛の血漿及び胎子胎盤中マトリックスメタロプロテアーゼ活性変化 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター |
研究期間 | 2003~2006 |
研究担当者 |
鎌田八郎 上田靖子 村井勝 |
発行年度 | 2006 |
要約 | ホルスタイン種妊娠牛の血漿及び胎盤中proMMP-2、proMMP-9及びTIMP-2は分娩時に最高値になる。また餌中に0.3 ppmのセレンを添加すると、血漿中proMMP-2が高くなる傾向がみられる。 |
キーワード | ホルスタイン種乳牛、胎盤、マトリックスメタロプロテアーゼ、セレン |
背景・ねらい | 胎子娩出に至るシグナル伝達経路、娩出機構に関してはかなり理解されているが、胎子娩出後の胎盤の剥離及び胎盤排出機構についての情報は少ない。分娩後に胎盤が排出されない病態である胎盤停滞は子宮内膜炎の発生、産乳量の低下、受胎の遅延などを引き起こし、畜産農家に経済的な損失を与えている。胎盤排出過程の理解は胎盤停滞防止技術の開発につながる。さらに、プロスタグランジンを用いた分娩誘起の問題点である高率の胎盤停滞発生を防ぐ技術ができる可能性も考えられる。また必須微量ミネラルであるセレンは胎盤停滞低減効果を示すが、その作用機構は解っていない。 本試験では、胎子胎盤と母胎盤の剥離を担う候補と考えられているマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)とその生体内阻害因子TIMP(MMPの活性化にも必要な分子)のホルスタイン種妊娠牛における変化とセレン給与の効果を示す。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
カテゴリ | 乳牛 |