| タイトル |
砂質乾田の水稲管理作業におけるハイクリアランストラクタの利用法 |
| 担当機関 |
富山県農業技術センタ- |
| 研究期間 |
1997~1997 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1997 |
| 要約 |
地耐力の大きい砂質乾田では、畑用タイヤを装着したハイクリアランストラクタ(13~17kW)で高能率な水稲管理作業が可能であり、稲株の踏圧損傷による減収はない。また、落水条件下の作業では轍内に水を入れることにより走行性が向上する。
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| 背景・ねらい |
定幅散布機を装着した13~17kW(18~23馬力)程度のハイクリアランストラクタを水田内に乗り入れ大区画水田を効率的に管理する試みが行われている。軟弱田においては同一走行路での走行回数を規制したり、走行路面をセメント系資材で強化する方法が取られているが、砂質乾田等の地耐力の大きい水田においては畑作仕様のトラクタをそのまま利用できる可能性がある。そこで、地耐力の大きい水田において圃場条件とトラクタの走行性との関係を明らかにし、本トラクタの利用方法を確立する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 耕盤の地耐力が大きい砂質乾田では、散布幅が10mの定幅散布機を装着したハイクリアランストラクタ(13kW、4輪駆動、最低地上高51cm、後輪車輪幅21cm)により、播種作業と全ての管理作業が可能となり、圃場作業量が1.2~3.2ha/hrの高能率な作業が可能になる(表1)
。 - 安定した走行を得るためには湛水条件下での作業が原則となるが、落水条件下ではタイヤへの土の付着を抑えるため轍内に水を入れる必要がある(図1、2)。
- 畑用タイヤで全ての作業が可能であるが、湿田用タイヤに比べ滑り率はやや高くなるため、10~20%の滑り率を見込んで散布機の繰り出し量を調整する(図1)
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- 本トラクタで同一走行路を数回走行した場合、幅40cm、深さ15cm、盛り上がり部3cm程度の溝が形成されるが、移植田、湛水散播田ともに走行による減収はない(表2)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 湿田用タイヤは土の跳ね上げが大きいので、畑用タイヤでの走行が問題になる場合にのみ湿田用タイヤを使用する。
- 移植田では、生育初期での損傷を避けるため溝切り作業(6~7葉期)からハイクリアランストラクタを使用する。
- 作土深が25cm以上の深い圃場では本機の使用を避ける。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
水田
水稲
播種
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