| タイトル |
標高差による8月咲き小ギクの開花期と色彩の差異 |
| 担当機関 |
富山県農業技術センタ- |
| 研究期間 |
1997~1997 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1997 |
| 要約 |
標高が約400m高くなると小ギクの開花期は約5日間~2週間遅れるが、発蕾から開花までの積算温度は年次、標高がちがってもほぼ一定である。標高の高い場所で栽培された小ギクは花色が鮮やかである。
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| 背景・ねらい |
富山県においては平坦地、中山間地にわたり露地小ギクの栽培が行われている。小ギクの単価は旧盆近くから高くなることが多く、この時期の出荷量を予測することは重要である。山間地の気象と小ギクの開花期、色彩との関係を検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 八尾(標高85m)から矢倉(標高460m)へ標高が約400m高まると、年次によって差はあるが開花期は約5日間~2週間遅れる。祖山(標高250m)はその中間である(表1)。
- 発蕾から開花までの積算温度は「ささやき」では約720℃、「浮舟」では約670℃、「うたげ」では約880℃である(表1)。
- 摘心から開花までの積算温度は摘心から発蕾までの積算温度によって変動する(表1)。花芽分化の早晩が摘心から発蕾までの積算温度に、ひいては摘心から開花までの積算温度に影響するものと思われる。
- 標高の高い矢倉で栽培された小ギクの花色は低い八尾のものより鮮やかである(表2)。「ささやき(黄)」の色相 b値が高標高地で大きいということは黄色が濃いことを表わす。「浮舟(白)」の明度L値は、高標高地の方が低標高地のものよりも明るい。色相 b値は高標高地の方が黄色味が弱く白い。
- 標高の高い地帯の気温の日較差は低い地帯の日較差よりも大きく、八尾(標高85m)
と矢倉(標高460m)では最大約4℃の差があった(図)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 8月咲き小ギクの標高差別開花期・出荷量予測に利用できる。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
出荷調整
中山間地域
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