| タイトル |
シンテッポウユリ×スカシユリの切り花用新品種「若狭の歌姫」、「若狭の舞姫」 |
| 担当機関 |
福井県園芸試験場 |
| 研究期間 |
1998~1998 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1998 |
| 要約 |
小球開花性の品種育成を目標に、胚培養によって「若狭の歌姫」「若狭の舞姫」を育成した。これらの品種はシンテッポウユリとスカシユリの種間雑種で、球根養成1年で開花し、年内定植の無加温施設栽培によって5月中旬~6月上旬に開花する。
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| 背景・ねらい |
福井県内では、栄養繁殖系シンテッポウユリが普及している。スカシユリ、オリエンタル系ユリもシンテッポウユリに近い小球開花性を持つ品種のほうが、普及性が高いと考えられる。そこで、球根養成期間が短く、シンテッポウユリに近い草姿で、草丈が高く、花はスカシユリタイプの切り花用品種を育成した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 育成経過
「若狭の歌姫」は平成3年にシンテッポウユリ品種「八ヶ岳」に、花柱切断授粉法でスカシユリ品種「マジックアイ」を交配し、胚培養によって育成した。 「若狭の舞姫」は平成3年にシンテッポウユリ品種「八ヶ岳」に、花柱切断授粉法でスカシユリ品種「ジュネーブ」を交配し、胚培養によって育成した。 両品種とも平成8年および平成9年に開花特性を調査し、優良と判定されたので、平成10年に品種登録の申請を行った。
- 特性の概要
1)「若狭の歌姫」:花はスカシユリ型の一重で、市販のスカシユリ品種に比べてやや大きい。花弁の色は、咲き始め淡黄色で、後に白色となる。花にはわずかな香りがある。草丈は100cm以上で、シンテッポウユリ型の草姿を示す。年内定植の無加温施設栽培で5月中下旬に開花する(表1)。球根の増殖性に優れ、球根の肥大性も優れている(表2)。20g未満の小球でも十分な切り花が得られる(表3)。抑制栽培では草丈および花径が小さくなる(表4)。葉枯病にも強い(データ省略)。 2)「若狭の舞姫」:花はスカシユリ型の一重で、市販のスカシユリ品種に比べてやや大きい。花弁の色は白色で、花弁に紫の縁取りがある。草丈は「若狭の歌姫」よりやや低く、シンテッポウユリ型の草姿を示す。年内定植の無加温施設栽培で5月下旬~6月上旬に開花する(表1)。球根の増殖性、肥大性は、9月リン片挿しで優れる(表2)。20g未満の小球でも十分な切り花が得られる(表3)。抑制栽培では草丈および花径が小さくなる(表4)。葉枯病にも強い(データ省略)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- ユリ切り花生産地域において、スカシユリの無加温施設栽培での出荷期よりやや早い5月中下旬~6月上旬出荷ができる。
- 栽培はビニルハウス等の施設栽培による。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
栽培技術
施設栽培
出荷調整
新品種
繁殖性改善
品種
ゆり
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