| タイトル |
γ線照射精子を用いた褐色卵遺伝子の白色レグホーン種への導入 |
| 担当機関 |
愛知県農業総合試験場 |
| 研究期間 |
1995~1998 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1995 |
| 要約 |
γ線照射精子を用いた遺伝子導入法を用い、白色レグホーン種にロードアイランドレッド種の褐色卵遺伝子を導入した。その後、6世代にわたる閉鎖群育種で卵殻色を濃くする改良を行った。その結果、卵殻色のL値、a値が特に改善され、褐色卵鶏を作出する基礎系統として利用性の高い鶏が開発された。
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| 背景・ねらい |
精子にγ線を照射した後、これを人工授精すると、精子の運動能力は残っているため卵には到達するが、染色体が切断され細かい断片状になるため、胚の発育は起こらない。この時、正常な精子を同時に受精させると、正常精子が受精して発育するが、同時にγ線照射精子の染色体断片の一部も取り込まれる現象が起こることが知られている。この方法を利用して、ロードアイランドレッド種の褐色卵遺伝子を白色レグホーン種に導入し、その後、閉鎖群育種による卵殻色を濃くする改良を進めながら、褐色卵鶏作出のための基礎系統としての能力を検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 遺伝子導入の確認
γ線照射精子による遺伝子導入法により作出された鶏の一部は淡い褐色卵を産み、素材鶏として用いた白色レグホーン種の卵殻色の分布と異なっていた。またこれらの鶏の染色体遺伝子の解析で、白色レグホーン種にはないが、ロードアイランドレッド種は保有する遺伝子の存在が確認され、遺伝子の導入が起きたことが実証された。
- 卵殻色を濃くするための閉鎖群育種
γ線照射精子による遺伝子導入法により作出された個体の内、褐色遺伝子が導入されたと思われる鶏のみを素材鶏に用いて、卵殻色を濃くする閉鎖群での育種を進めた。6世代の改良により、180日齢の卵殻色はL値が85.7→77.5、a値が-2.2→0.9、b値が12.3→13.2へと改良された(表1)。
- 遺伝子導入鶏とロードアイランドレッドとの交雑鶏の能力
卵殻色遺伝子導入鶏及び素材の白色レグホーンにロードアイランドレッドを交配し、これらの交雑鶏(ロードホン)の能力を比較したところ、産卵能力は両者ほぼ同じで、卵殻色は、遺伝子導入鶏を用いた方が濃かった(表2)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 褐色卵鶏作出のための基礎系統としての利用。
- γ線照射精子法を卵殻色以外の有用遺伝子の導入法として活用する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| カテゴリ |
育種
鶏
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