| タイトル |
ケージ内イエバエ成虫個体群への疫病菌Entomophthora muscaeの導入 |
| 担当機関 |
茨城県養鶏試験場 |
| 研究期間 |
1989~1995 |
| 研究担当者 |
|
| 発行年度 |
1995 |
| 要約 |
ケージ内にイエバエ健全虫を収容し、ここへ疫病菌Entomophthora muscae を接種したイエバエの生存虫または死亡虫を入れたところ、どちらの場合も健全虫が高率に感染、死亡することが確認された。
|
| 背景・ねらい |
鶏舎内で発生するハエの防除について、殺虫剤の散布では環境汚染や薬剤耐性の問題が生じているので、天敵微生物を利用する方法を検討する。
|
| 成果の内容・特徴 |
昆虫疫病菌 Entomophthora muscae を利用したイエバエの防除を検討するための基礎試験として、それぞれイエバエ健全虫50頭を収容した小ケージ(30cm×30cm×30cm)ならびに大ケージ(60cm×81cm×157cm)を用意し、その中へ疫病菌を接種されまだ生存しているイエバエ、または接種後死亡したイエバエを入れて病気の伝搬状況を観察した。
- 小ケージの天井に接種後死亡虫を1頭、4頭および10頭あて貼り付けたところ、4頭および10頭区では6日目に死亡のピークがあり、11日目には100%死亡したが1頭区では20日目で81%の死亡率であった。(表1)
- 小ケージ内へ生きた感染虫を2頭、4頭および10頭あて導入したところ、接種虫の死亡は導入後3~5日目にみられ、健全虫は4頭および10頭区で20日目までに100%死亡、2頭区では20日目までに9%前後が死亡した。(表2)
- 大ケージの天井に死亡虫を2、4および10頭あて貼り付けたところ、1回目の試験ではどの区も9日目に死亡のピークがあり、14日目までには100%が死亡した。2回目の試験では2頭区、4頭区で8日目、10頭区で7日目に死亡のピークがあり、どの区も13日目には100%死亡した。
|
| 成果の活用面・留意点 |
イエバエ群に対する Entomophthora muscae導入手段として、同菌を感染させたイエバエの混飼、およびこれにより死亡したイエバエの[貼り付け]はともに有効である。また、これをより効率的に行うための諸条件については、さらに検討する必要があろう。
|
| 図表1 |
 |
| 図表2 |
 |
| 図表3 |
 |
| カテゴリ |
病害虫
鶏
防除
薬剤耐性
|