葉いもち初期発生量低減のためのトリシクラゾール水和剤75の1g/箱緑化始期潅注入処理

タイトル 葉いもち初期発生量低減のためのトリシクラゾール水和剤75の1g/箱緑化始期潅注入処理
担当機関 新潟県農業総合研究所
研究期間 1996~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 トリシクラゾール水和剤75の1g/箱緑化始期潅注処理は,本田への伝染源持ち込みを抑制し,広域に実施した場合にも急増期葉いもち発生量の低位平準化が図られる。本処理に葉いもち適期防除を組み合わせることにより,より安定した葉いもち抑制効果が得られる。
背景・ねらい いもち病の発生は近年,早期化・多発化の傾向にあり,感染・発病苗等の本田持ち込みが原因と推測される早期多発圃場が散見され,周辺圃場への影響が問題になるとともに、本田期における防除回数の増加を招いている。したがって,いもち病防除においてはこのような伝染源除去が重要となるが,種子消毒だけでは充分な効果が得られない。
そこで,育苗期薬剤散布による伝染源持ち込み抑制対策の効果を実証し,本田期防除の効果安定化を図る。
成果の内容・特徴
  1. トリシクラゾール水和剤75の緑化始期潅注処理は,育苗箱内でのいもち病の感染と発病を抑制し,慣行の茎葉散布剤の育苗期散布より高い効果が得られると共に,移植後の予防効果も期待できる(表1)。
  2. トリシクラゾール水和剤75の緑化始期潅注処理を広域に実施することにより,全般発生開始期病斑数が減少し(表2),
    地域の伝染源となる早期多発生圃場がなくなることで急増期発生程度の低位平準化が図られる(表3)。
  3. トリシクラゾール水和剤75の緑化始期潅注処理に、本田期の葉いもち適期防除を合わせることにより,より高い葉いもち抑制効果が得られる(表4)。
成果の活用面・留意点
  1. 本技術を育苗期間中の感染防止対策と共に,伝染源本田持ち込み抑制対策として活用する。
  2. 育苗期薬剤散布などの伝染源持ち込み抑制対策は,地域全体に徹底することで効果の安定・向上が期待できる。
  3. トリシクラゾール水和剤75の農薬登録は,500~1000倍・500m㍑/箱の緑化始期潅注でとってあるが,500倍・500m㍑/箱(1g)を推奨する。
  4. 保肥力の低い床土での処理は,葉先の黄化を生じることがあるので,予め試し播きなどにより薬害の有無を確認する。また,処理時期を厳守する。
図表1 214279-1.gif
図表2 214279-2.gif
図表3 214279-3.gif
図表4 214279-4.gif
カテゴリ 病害虫 育苗 いもち病 種子消毒 農薬 防除 薬剤

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