| タイトル |
水稲不耕起直播土壌の窒素無機化特性 |
| 担当機関 |
三重県農業技術センター |
| 研究期間 |
1995~1998 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1995 |
| 要約 |
水稲の不耕起直播栽培では不耕起と無代かきにより土壌の窒素無機化特性が大きく変化し、土壌窒素無機化推定量は移植栽培に比べて減少する。入水後の日平均地温と「無代かき培養法」の各単純型モデル特性値を用いることにより、不耕起直播土壌の窒素無機化推定量と水稲の土壌窒素吸収パターンはほぼ一致する。
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| 背景・ねらい |
不耕起直播水稲は移植水稲に比べ生育パターンが異なるだけでなく、土壌窒素供給量も少なく、施肥法を開発する上で不耕起水田の土壌窒素無機化特性を解明する必要があり、新たな土壌培養法を検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 不耕起直播水稲の土壌窒素吸収量は、移植水稲の60~75%である(図1)。
- 従来の土壌を泥状に攪拌して培養する「代かき培養法」と、新たに「無代かき培養法」と「土塊培養法」を比較検討した(表1)。
- 単純型モデルの土壌窒素無機化特性値は、細粒灰色低地土、中粗粒灰色低地土ともに土壌の培養法により大きく変化し、「無代かき培養法」では「代かき培養法」に比べて無機化速度定数が小さくなる傾向がみられる。さらに「土塊培養法」では可分解性窒素量が小さくなり、見かけの活性化エネルギーが大きくなる傾向がみられる(表2)。
- 「無代かき培養法」による土壌窒素無機化推定量は、「代かき培養法」の80~85%程度に減少し、「土塊培養法」による土壌窒素無機化推定量は、「代かき培養法」の1/8~1/4程度に減少する(図2)。
- 入水後の日平均地温と「無代かき培養法」の特性値を用い、土壌窒素無機化量を推定した結果、出穂期までについては無窒素栽培水稲の窒素吸収パターンとはほぼ一致し、不耕起直播水稲栽培における土壌窒素供給量の推定手法として有効と考えられる(図3)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 不耕起直播水稲の施肥法開発のための基礎資料として有効である。
- 適応土壌は細粒及び中粗粒灰色低地土である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| 図表5 |
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| カテゴリ |
直播栽培
水田
水稲
施肥
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