チャ新芽品質に対する化成肥料と有機配合肥料の効果の差

タイトル チャ新芽品質に対する化成肥料と有機配合肥料の効果の差
担当機関 埼玉県茶業試験場
研究期間 1995~1996
研究担当者
発行年度 1996
要約 有機配合肥料主体の慣行施肥よりも化成肥料のみを施用することにより、土壌中のアンモニア態窒素含量を増加させ、新芽の全窒素、アミノ酸含量を高めることができた。
背景・ねらい チャでは生育やアミノ酸の蓄積において硝酸態窒素を与えた場合より、アンモニア態窒素を吸収させた方が良好な結果が得られている。そこで、土壌中のアンモニア態窒素を増加させ、生葉品質の向上を目的として、慣行の施肥体系で使われている有機配合肥料よりも低コストな化成肥料の効果を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 品種は`やぶきた'(試験開始時は19年生)を供試し、有機配合主体の慣行区と石灰窒素、ジシアンジアミド(ジシアン)、スルファチアゾール(ST)をそれぞれ含む化成肥料のみを施用する3区、計4区を設けた。年間窒素施用量は55kg/10aとし、チャ新芽の収量と成分について3年間調査した。その結果、石灰窒素区、ジシアン区、ST区の収量は慣行区と同程度であった(図1)。
  2. 全窒素含有率とアミノ酸含有率は年次と茶期によって違いはあるが、概ね石灰窒素区、ジシアン区、ST区が慣行区よりも高かった(表1)。一方、タンニン含有率は有意差がなかった。
  3. 土壌中のアンモニア態窒素含量は石灰窒素区、ジシアン区、ST区が慣行区よりも多く、逆に、硝酸態窒素含量は少ない傾向を示した(表2)。
  4. pHは慣行区がやや高めに推移した(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 化成肥料に含まれる硝酸化成抑制剤の効果が予想されるので、確認が必要である。
  2. 化成肥料のみの施用に当たっては堆肥等の有機物を併用すること。また、適宜土壌診断を実施することが望ましい。
図表1 215061-1.gif
図表2 215061-2.gif
図表3 215061-3.gif
カテゴリ 肥料 施肥 低コスト 土壌診断 品種

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