| タイトル |
高品質豚肉生産のためのデュロック種の造成 |
| 担当機関 |
静岡県中小家畜試験場 |
| 研究期間 |
1996~1996 |
| 研究担当者 |
|
| 発行年度 |
1996 |
| 要約 |
デュロック種雄豚 8頭、雌豚30頭を基礎豚として、SPF環境で産肉性と肉質を育種目標として系統造成を実施した。本系統は発育が速く、肉質が良好である。その肉質の特徴は、保水性が良好で筋肉内脂肪が5.65%と高い高品質肉である。
|
| 背景・ねらい |
種豚導入が困難になっている状況のもと、県内養豚家の種豚供給体制の整備の要望が強くなっている。そこで、本県大ヨークシャー種系統豚「フジヨーク」と最も相性がよく、高品質系統デュロック種を造成することにより、斉一性に優れた高品質豚肉の安定生産を図る。
|
| 成果の内容・特徴 |
- 血縁関係のある 3群のデュロック種(種雄豚8頭、種雌豚30頭)を基礎豚としてSPF環境で系統造成を実施した。
- 第 4世代育成豚の一日平均増体重は、雄918g/日、雌895g/日と第 3世代に比べ若干低下したが、背脂肪の厚さは雄2.54cm、雌2.95cmと薄くなった。また、ロース断面積は、雄33.6cm2、雌34.8cm2となり、選抜指数値は向上した。
- 第 4世代調査豚の加熱遠心法保水力は、67.98%、加圧法保水力および伸展率は83.42%、36.34cm2/gと優れており、赤肉量の増加を目標に選抜を行ったが、赤肉量の増加にに伴う肉質低下は認められなかった。
- 筋肉中の脂肪含量は、第 1世代で4.56%、第 2世代4.85%、第 3世代5.88%、第 4世代5.65%と世代とともに高くなる傾向が認められ、肉眼による筋肉内脂肪の確認が可能な枝肉が増加した。
- 第 3世代の選抜は、本試験のデータ(G1~G3)を用いて遺伝パラメータの推定を行い改訂した選抜指数式により実施した(、)。遺伝パラメータ推定値はフジヨークのパラメータと比較して、D.G.とB.F.の表型相関、遺伝相関が高い傾向を示した。
- 集団の血縁係数は、基礎豚を 3群の血縁集団から選抜した結果、基礎豚6.15%、第 1世代9.76%、第 2世代13.30%、第 3世代16.75%、第 4世代で20.13%となり系統造成の認定基準を満たした。
|
| 成果の活用面・留意点 |
- 本系統豚はSPF環境で造成したものであり、一般環境で利用する場合にはマニュアルにしたがって馴化させる必要がある。
- 本系統豚はフジヨークとの二元(WD)および三元(WL・D)肉豚生産のための雄として利用する。
|
| 図表1 |
 |
| 図表2 |
 |
| 図表3 |
 |
| 図表4 |
 |
| カテゴリ |
育種
豚
|