鶏糞処理におけるコーヒー粕およびウーロン茶粕利用の効果

タイトル 鶏糞処理におけるコーヒー粕およびウーロン茶粕利用の効果
担当機関 埼玉県養鶏試験場
研究期間 1996~1996
研究担当者
発行年度 1996
要約 乾燥コーヒー粕およびウーロン茶粕の生鶏糞への混合は、好気的発酵条件を作ることにより堆肥化を促進し、悪臭を軽減することができる。また、それらの鶏舎内散布は糞臭気抑制効果が大きい。
背景・ねらい 鶏糞は古くから速効性のある肥料として、主に乾燥処理の後供されてきたが、近年「土づくり」の側面から堆肥への需要が高まってきている。そこで、コーヒー粕(豆粕)あるいはウーロン茶粕(茶粕)が県内の一飲料会社から大量に排出され廃棄物として処分されていること、それらに生鶏糞の水分調整機能および消臭作用が期待されることなどに着目し、その効果を検討した。
成果の内容・特徴 供試した豆粕および茶粕は、天日または攪拌装置付きのビニールハウスで乾燥を図り、鶏糞に混合利用した。
  1. 鶏糞と豆粕または茶粕とを乾物重量換算で約3:2の割合として120日間堆積し、適宜切り返しと水分補給を行った。その結果良好な発酵が進行し、アンモニアの発生は認めたが、硫化水素は減少し悪臭発生が抑制された。堆肥の施用試験においてはダイコン(豆粕鶏糞堆肥1.5t/10a)およびホウレンソウ(豆粕鶏糞堆肥および茶粕鶏糞堆肥3t/10a)の発芽、生育、品質などに対しての害は認められなかった。(図1、表1)
  2. 市販の加温空気循環式堆肥製造装置を用いた処理試験を、豆粕茶粕混合物を容積比で鶏糞の1/3量混合し、総投入量4,213kgの条件で実施したところ、発酵は順調に行われ、悪臭の外部への漏出はきわめて少なかった。
  3. 産卵鶏のケージ下排泄糞に豆粕または茶粕を1日1羽当たり10gとし週2回に分けて1995年5月15日~7月10日に散布した結果、対照区に比べ糞の含水率は低下し、悪臭は軽減された。これには粕類の芳香によるマスキングの寄与もあり、特に豆粕の効果は大きかった。(表2)
成果の活用面・留意点 供試した加温空気循環式堆肥製造装置は処理量が少ないことから、堆肥を必要とする耕種農家側での活用に適する。
図表1 215112-1.gif
図表2 215112-2.gif
図表3 215112-3.gif
カテゴリ 土づくり 肥料 乾燥 だいこん ほうれんそう

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる