春蚕用普通蚕品種「ぐんま×200」の通年品種化

タイトル 春蚕用普通蚕品種「ぐんま×200」の通年品種化
担当機関 群馬県蚕業試験場
研究期間 1996~1996
研究担当者
発行年度 1996
要約 春蚕用の普通蚕品種「ぐんま×200」を改良し、通年用蚕品種として育成した。この蚕品種は、日中一代交雑二化性の白繭種で稚蚕人工飼料育および桑葉育ともに眠起はよく揃い、虫質は強健で、飼育取扱いが容易である。
背景・ねらい 養蚕の多回育化および蚕種製造の効率化を図るために、年間を通じて飼育できる蚕品種が要望されている。この要望に適合するように春蚕用蚕品種「ぐんま×200」に改良を加え、気象変化の大きい夏秋蚕期にも適応できるようにして、年間を通じて作柄が安定し、生産性の高い通年用蚕品種を育成する。
成果の内容・特徴
  1. 夏秋蚕に適する蚕品種として農林水産大臣の指定を受け(表1)、各蚕期飼育できる通年用蚕品種であるため、蚕種の製造や利用において有利である。
  2. 現行普及蚕品種と比較し、春、夏秋いずれの蚕期においても作柄は安定し、収繭量が多く、繭糸繊度は、春蚕期が3.0デニール内外、夏秋蚕期が2.7デニール内外である(表2)。
  3. 稚蚕人工飼料育および桑葉育に適し、眠起はよく揃う。
  4. 蚕児の体色は青系であるが淡赤系を混じることがあり、斑紋は形である。
  5. 繭は楕円形に浅縊れ俵を混じ、ちぢらは普通である。
成果の活用面・留意点
  1. 稚蚕期は盛食期から催眠期にかけて飼料不足にならないようにし、従来の飼育標準表に準じて飼育する。
  2. 食桑活発な5齢期は桑不足にならないように努め、飼育標準表に従って飼育することが優良繭生産につながる。
  3. 上蔟環境の改善に努め、繭糸質の向上を図る。
図表1 215192-1.gif
図表2 215192-2.gif
カテゴリ カイコ 桑 品種

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