| タイトル | ランドレース種系統豚「ダイ2サキタマ」の造成 |
|---|---|
| 担当機関 | 埼玉県畜産センター |
| 研究期間 | 1995~1997 |
| 研究担当者 | |
| 発行年度 | 1997 |
| 要約 | 1990年から開始したランドレース種の系統造成は、第5世代で改良目標に到達し、平均血縁係数も20%以上となり、1996年7月に系統名「ダイ2サキタマ」として完成した。 |
| 背景・ねらい | 近年、消費者から高品質の肉豚供給が求められており、県内養豚農家に産肉性および繁殖性の優れた種豚を長期間安定的に供給するためには、その基となる純粋種を改良し供給する必要がある。そのため、本県では1990年からランドレース種の系統造成を開始して、第5世代をもって改良目標に達し、1996年7月に系統豚「ダイ2サキタマ」として認定を受けた。 |
| 成果の内容・特徴 | 第1次系統豚「サキタマ」の優れた点である産肉性および肉質を有効活用し、さらに肢蹄を重視し改良を行った。 系統豚「ダイ2サキタマ」の特徴 1体格: 全体的に体がゆるく、体高が低い。肋の深さや幅に富み、ハムの割合も充実している。乳器は、鮮明でよく揃い、肢蹄も丈夫である。 2産肉成績: a系統認定時の各形質の表型値は、EM17.0cm2,BF2.15cmおよびHR31.5%であった。 表1: ロース断面積(EM)は、各世代により表型値が上下しているものの、育種価は上昇傾向を示した。背脂肪の厚さ(BF)の表型値は、肩、背および腰の3部位平均値であり、G3で厚くなったが、G4以降には薄くなる傾向を示した。育種価も同様な傾向を示した。ハムの割合(HR)の表型値はG3以降に減少傾向を示したが、育種価においては確実に増加傾向を示した。 図1: bサキタマに比べ、DG:72.3g,FC:0.26および屠体幅が1.46cm改良された。 3繁殖成績: aG5の繁殖成績は、受胎率95.3%,子豚生時体重1.22kg,離乳時体重8.23kgおよび育成率85.8%となった。 表2: bサキタマに比べ、受胎率,産子数,育成率,生時および離乳体重が向上した。 4遺伝的斉一性: 平均血縁係数20.30%に向上して、遺伝的能力が高く、斉一な種豚群(系統)が作出された。 以上のことから、産肉能力の表型値は各選抜形質とも各世代で増減が認められたが、育種価においては、上記3形質とも確実に遺伝的な改良が行われた。繁殖能力においても、産肉能力と同様に遺伝的能力の優れた方向へ改良が行われた。 |
| 成果の活用面・留意点 | 当センターで系統豚を維持しながら、産肉性および繁殖性の優れた能力を発揮する種豚を農家に継続して譲渡し、県内の種豚および肉豚の資質を向上させる。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| カテゴリ | 育種 繁殖性改善 豚 |
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