| タイトル |
パルプ素材を利用したトマトの養液栽培用培地 |
| 担当機関 |
岐阜県農業総合研究センター |
| 研究期間 |
1996~1997 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1997 |
| 要約 |
生もみがらとパルプを2:1に混合(容積比)したトマト養液栽培用培地を開発した。この培地は、パルプの吸水・保水性処理と生もみがら混合培地を30日間液肥浸漬処理することにより、初期生育が安定する。
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| 背景・ねらい |
養液栽培に利用されているロックウールの代替培地素材としてのピートモスは、吸水・保水性に優れ良質な素材である。生もみがらとピートモスを1:1に混合(容積比)した培地を用い、中央部山型の排水良好な栽培ベッドで点滴給液方式(EC0.8~1.8mS)により、安定した栽培が行われている。しかし、ピートモスは組成が不安定で過剰採取が環境に及ぼす影響も大きく、将来的に入手困難が予想される。そこで、パルプスラッジの改質を含む検討を行い、ピートモスに代替し得る素材を開発しようとした。
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| 成果の内容・特徴 |
- パルプスラッジ素材はピートモスに比べ、吸水・保水性がやや劣り、またパルプ腐熟時の窒素飢餓により初期生育がやや不安定となるため、容量比で生もみがら2:パルプスラッジ1の混合割合とする(表1)。
- 生育初期の窒素飢餓回避対策として、パルプスラッジに吸水・保水性を付与するためでんぷんを0.5%混合し、さらにパルプの炭素分に対して0.6%の窒素分を含む培地容量と同量の液肥に30日間浸積処理する。
- 前記処理を行ったパルプスラッジ素材混合培地を利用すれば、生育が安定し、ピートモス混合培地と同等以上の品質、収量が得られる(表2)。
- パルプスラッジ素材混合培地の2年目利用は、保水、液肥処理は不要である(表3)。
- トマトの促成栽培では、1株当たりの培地容量は約8リットルとする。養液組成、給液量もロックウール栽培と同等で、1日1株当たり冬期で0.9リットル、初夏で1.6リットル程度で生産は安定する。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 初期生育をさらに安定させるため、給液は1日1株当たり、1回0.15リットル、7回程度の少量多回数とする。
- パルプスラッジは、吸水に時間を要するので、混合前に吸水を十分に行う。
- 培地の廃材は、育苗培土としての利用が可能である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
育苗
トマト
養液栽培
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