| タイトル |
人工地盤植栽における樹木の倒伏防止法 |
| 担当機関 |
埼玉県花植木センター |
| 研究期間 |
1996~1997 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1997 |
| 要約 |
植栽土層の薄い人工地盤上に緑化植物を植栽する場合の倒伏防止方法として、植栽土層中に繊維状のマットを支持体として設置し、植物の自根を絡ませて自立させる手法を開発した。
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| 背景・ねらい |
植栽層が薄く軽量土壌を使用することが多い人工地盤植栽では、ワイヤーや支柱などによる倒伏防止が必要であるが、景観的な観点から自然で目立たない手法の開発が望まれている。そこで、薄い植栽土層における樹木の倒伏防止法として、植栽土層中に繊維状の支持体を設置し、植物の自根を絡ませて、植物体を自立させる手法を開発する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 植栽する`ソメイヨシノ'を貫根型不織布ポットを用いて根鉢厚10~20cmに、2年間薄層順化しておく。人工地盤には、底板に支持体(チッソ株式会社製CPマット型番RM74、ポリエチレンとポリプロピレンの複合繊維)を固定し、用土(ピートモス:パーライト=1:1)を振るい込み、その上に所定の根鉢厚の`ソメイヨシノ'を植栽する。植栽初期にはワイヤーで倒伏防止を行なう。
- 定植時の耐倒伏性は、支持層無しが一番大きく、次いで支持層5cm、10cmの順であるが、支持層無しでもワイヤー無しでは直立させることは不可能である(表2)。
- 定植後の耐倒伏性の増加率(支持層無しを100とした指数)は、生育期間中に支持層5cmで156、10cmで260と急速に増加し、生育期を過ぎると緩慢になる(表2)。
- 定植約1年後には耐倒伏性(支持層無しを100とした指数)は、支持層5cmで126、支持層10cmで111と増加し、植物体の自立強化が高まる。
- 定植約1年後の耐倒伏性の増加率(支持層無しを100とした指数)は、支持層10cmに10cmの根鉢厚の`ソメイヨシノ'を定植した場合が249と最も高い値となった(表2)。
- 樹高(表3)、幹周(表4)の生育からは、支持層の設置による樹木の生育への悪影響は認められない。
- 支持層設置区については、平成8年(1996)6月(植栽14ヶ月後)にワイヤーを撤去したが、強風などによる被害は出ていない。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 植栽土層の薄い人工地盤への利用で、樹木の耐倒伏性に高い効果が期待できる。
- 植栽初期には支持力が弱いため、別途ワイヤー等による倒伏防止が必要である。
- 高木のうち規格の大きな樹木への適応については、注意が必要である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
栽培技術
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