| タイトル |
群馬ブランド蚕品種「ぐんま×200」の3眠化による極細繊度繭糸生産 |
| 担当機関 |
群馬県蚕業試験場 |
| 研究期間 |
1997~1999 |
| 研究担当者 |
|
| 発行年度 |
1997 |
| 要約 |
3眠化剤のイミダゾール系化合物(SSP-11)を利用して、群馬ブランド蚕品種「ぐんま×200」を3眠化し、極細繊度繭糸生産に適合する高品質優良繭生産の飼育体系を確立した。
|
| 背景・ねらい |
高品質化や特色ある繭、生糸づくりによる差別化、高付加価値化を進め、養蚕収益の増大が養蚕業存続の重要な課題である。そこで、高品質繭生産が図れる通年用蚕品種「ぐんま×200」を用いて、イミダゾール系化合物(SSP-11)を利用した蚕の3眠化を図り、最終製品に要求される極細繊度繭糸生産を進める。
|
| 成果の内容・特徴 |
- 3眠化剤は140ppmの濃度になるように蒸煮後の人工飼料あるいは湯練り調製時に加え、3齢起蚕から48時間食下させると4眠蚕の蚕はほとんど3眠化する(表1)。
- 「ぐんま×200」は、他の蚕品種に比べ、3眠化率が高い。化蛹歩合、収繭量も高く、3眠化剤利用による繭生産に有利である(表1、図1)。
- 3眠化蚕の繭糸繊度は1.8~1.9デニールで、4眠蚕の2.8デニールに比べ、極細繊度繭糸が得られる。収繭量は1箱(20,000頭)当たり25kgである(表2)。
- 3眠化剤を利用すると3齢経過が2日程度延長して4齢が最終齢となる。全飼育日数では2~3日短縮する。最終齢の4齢は、従来の5齢と同じく8日程度で熟蚕になるが食桑量は2~3割少ない。
- 3眠化蚕繭生産技術の多回育養蚕農家への導入は、蚕期の重なりによる労力集中の分散が図れ、蚕病防疫対策にもゆとりが得られる。
- 全齢人工飼料育による「ぐんま×200」の3眠化蚕飼育では、3齢3日目の早い齢期から桑葉粉末を低減した低コスト飼料(表3)を食下し、蚕作も比較的安定している(表2)。
|
| 成果の活用面・留意点 |
- 3眠化蚕の配蚕は、3眠化剤添加飼料の食下が済んだ3齢餉食48時間以降に行うと均一な添食効果が得られ、その後の飼育取り扱いが容易である。
- 蚕種20,000粒(1箱)当たりの3眠化剤費は、1,500円である。
|
| カテゴリ |
カイコ
桑
高付加価値
低コスト
品種
|